映画監督

2023-10-31 08:54

毎年「ごんざれふ賞」という映画の賞を企画している。今年はさぼっているのだが、そのうち書くので今しばらくお待ちを。

少しネタバレをする。今年から年度で区切ることにした。でもって最低映画賞だけは決まっている。「シン・仮面ライダー」と「バビロン」。

この二作に共通しているのは、これらの映画をとった監督が過去に「作品賞」を受賞していること。「シン・ゴジラ」と「ラ・ラ・ランド」である。

庵野某に話を限ろう。いまだにシン・ゴジラを見返すことがある。映画館で八度くらいみているのだが、トータルで何度観たかわからないほど。ところがシン・仮面ライダーはAmazonで無料で見られるにも関わらず未だ一度も通して見ることができない。それほど退屈なのだ。

シン・仮面ライダーの悪口は言い出すとキリがないが、冒頭のシーンだけでももはや破綻している。つまらないだけでなく、ヒロインのセリフが聞き取れないのだ。しかし監督はそれがいいと言い張ったのだろうな。

そして私にとってずっと謎なのは

どうして同じ監督が「シン・ゴジラ」と「シン・仮面ライダー」を作ることができるのだろうか?」という問い。同じ人間の中で「面白い」という感情を実現する方法がこれほどまでに異なることがあるのだろうか?たとえば途中で人格が変わるほどの変化があった(病気とか)ということでもないようだ。

シン・仮面ライダーの撮影風景をとったドキュメンタリーが公開された。こちらも最後まで見ることができない。監督のわけのわからない指示に従うのも「良い映画を作りたい」という一心からだろう。ところが結果はみるも無惨なでき。

いや、そんなのは仕事の世界では当たり前とも言える。実際私も過去にそうしたソフトウェア開発のPJに従事し、ひどく苦労したことはある。しかしそれだけに関係者の心持ちを思う時、とても画面を見ていられなくなるのだ。

[ここも文章です]