日付:1999/7/3
事のおこりは5月の7日。連休があけたころのことだった。私は毎日朝と晩にメールをチェックする。メールはNiftserve経由で受け取るから、まずデータをざざざとダウンロードしてそのあとゆっくりと読む。ダウンロードしている最中はすごいスピードで画面上を文字が流れていくわけだが、なんとなく何が表示されているか目に留まることもある。メールの文字が流れていくのをぼんやりとみているうちに私はあるタイトルに気がついた
「YDの逆襲」
私はその文字を見て凍り付いた。このタイトルに現れるYDという文字はそう世間一般では使われていないはずなのだが。私が知っている限り唯一この文字を目にするのはこのホームページである。大坪家ヒット数ランキングでいつもベスト10入りしている「YD合コン」がそれだ。
もしや、、と思って本文を見たらやはりYDその人であった。彼は私が一連の合コンシリーズを書いた後に退職して自費で留学をしていたのである。その後どうなったか知らなかったのだが、メールを読むと今は名古屋で働いているそうである。
ふーむ。なるほど。そうであったか、、などと思いながら読むと「大坪さんの名前で検索したらまっさきにYD合コンがヒットしておどろきました」と書いてある。私は未だに検索エンジンがどうやって同じキーワードをもっているページの順番付けをしているか知らないのだが、なぜかYD合コンは上位に表示されることが多いようである。Infoseekで「合コン」というキーワードで検索をすれば、かなり上位に表示される。確かにいきなり自分の名前(アルファベットで記載された略称だが)が検索結果画面に表示されれば驚くだろう。
さっそく「いやー。どうもどうも」という返事をうったら、Replyが戻ってきた。そしてそのメールの最後に「コンパの話などあれば、是非お誘いください」と書いてあった。
コンパか。。私はしばらくディスプレイから目を上げ、遠くを見つめた。そういえば最近やっていない。それどころか正確に言えばそういうことを考える余裕もあまりなかった。仕事が忙しいせいではない。毎日どうやって暇をつぶすかばかり考える毎日なのだ。しかし客先で派遣で働いている身だから、それを悟られるわけにはいかない。仕事をしているふりをするのはとても心身にこたえる難行苦行であることが骨身にしみてきていた頃だったのである。
私は「コンパの話は、具体化はしていないが、潜在的にいくつかはある。具体化したらお声をかけますですよ。」と書いた。実際そうした話はあったのである。(この文章を書いている時点ではきれいに消えてしまったが)それに対する答えは「実はこちらにも合コンの具体的な話が一つ有ります。」であった。ここからYD主催の合コンが急に具体化し始めたのである。
日程は次に私がバンドの練習で帰る日の前日、7月3日に決まった。思えばこの日は去年筑波で宇宙飛行士の第一次選抜の後、大酒を飲んで大騒ぎしていた日だ。今回の合コンもあのような楽しい会になることを期待したい物だが。そうこうしている間にYDは男性側は違うメンバーで今度お会いするメンバーと前哨戦とも言える合コンをやったそうである。彼の言葉によれば「大変楽しくて、飲み過ぎた。帰りは千鳥足だった」そうであるが。
参加メンバーの選定にちょっとてまどったが(こういうとき電子メールはとても便利だ)結局男性側のあと二人は昔なつかしのbunとHNYに決まった。場所の予約はあいてがしてくれると言う。あとはてれてれと当日を待つだけになった。
YD:「この名前はよく登場するが何者だ?」と思った方は4XX Official Web Siteを観ていただきたい。このバンドのベースマンである。本文に戻る