WISSのプログラム委員会に行ってきたよ

2011-07-08 07:34

WISSというワークショップがある。とにかく特徴のある集まりなのだが、話すと長くなるので、「そもそもそれはなんなのだ」という方はここらへんからお読み下さい。

子細は省くが、昨日WISSプログラム委員会があった。委員長はチャールズ・エグゼビアこと産総研の後藤さんである。

WISSでは去年「三大改革+1」をかかげた。今年は去年のフィードバックを取り入れた上でさらにそれを進めようとしている。会議の出席者は21名。それぞれに自分の意見を持っている人たちだが、皆の発言を十分に取り入れた上でどんどん話を進めていく。

こうしたカンファレンスとかそうしたものには一定のパターンがある。しかしその中で「これはおかしい」というものは躊躇なく切り捨て、ここは重要と思えば議論を重ねる。

後藤さんと参加者が発する熱気というのはちょっと他では体験できないようなレベルだ。そもそも泊りがけで会議を行う理由はなにか。今やUstream,ニコニコ生放送で見ることができるではないか、そうした問にもちゃんと答えをだそうとしている。来るからには議論に参加してもらう。そうした姿勢が去年以上に徹底しそうだ。多様な価値観を持った論文+議論がどんな結果を生むのか今から楽しみである。

去年WISSに参加して「来年は絶対発表してやるぞ」と思った人は多いだろうが、今年はさらにその傾向が強まるのではなかろうか。プログラム委員の端くれとしては
「みなさん、これに投稿しなければ人生を損しますよ」
と言うべきであるし、実際にそう思っている。しかし自ら投稿を考えている立場としては
「あのー。みなさんお手柔らかに」
と思ったりもする。