日付:2003/9/9
まさかいつかのように「チキンのカレー煮」ということはないのだろうな。どうやら大丈夫なようだが。
というわけでおとなしく待っていたらカレーがでてきた。
その名の通り全く黄色くないカレーである。作っている間から「とてもからい」という声が上がっていた。一抹の不安を感じながらとにかくいただきます。スプーンを握りぱくっと食べてみると確かに辛い。食べた後にじわーっと広がってくる辛さだ。しかし味はご機嫌である。辛さが辛さだけにぱくぱくとはいかないが、水を飲みながらご機嫌のうちに食べ終わる。
「カレーだったらそれくらいぺろっと食べるでしょ」という量のお代わりも存在しており、例によってばくばく食べてしまいました。その間にどれだけ水を飲んだかしれないけど。
今日はお留守番である。子供に先にご飯を食べさせる。よく食べてえらいでしゅねー。と食べ終わった後でやおら自分のご飯にとりかかる。ご飯の上にカレーをかけるときにも普通のスプーンを使う。洗い物は極力少なく。留守番の時でもそうでないときにも食器を洗うのは私なのだ。
というわけでできあがったのがこのカレー。ビーフカレーというだけあって牛肉がその存在感を示している。さて、と食べ出す。ちょっと甘いような。。肉も少し固いような、、などと思ってはみるが久々に家で食べる普通のカレーである。ぱくぱくぱく、と我に返ったときには皿が空になっていた。子供はまだおとなしくしている。もうちょっと待っていなさい。おとうさんはもう少し食べるからね。
今日はお留守番である。というわけで机の上にはレトルトカレーのパッケージがのっている。
私の好きなカレーではあるのだが、いかにも普通のレトルトカレーだ。いや、文句を言っている場合ではない。
というわけで心おきなく食べるために子供に先に食べさせる。あ、もういらないの。じゃあお父さん食べるからね、と4割方私が食べてしまった。さて、これでカレーだ。電子レンジにいれて暖めたらこうなった。
やっぱり普通のカレーである。この中にご飯を突っ込みいただきます。食べてみてもいかにも「レトルトカレーでございます」という味だった。これからお留守番の時のためにもう少し横浜カレーミュージアムでカレーを買い込んでおかなくては、と心に誓ったのでした。
チキンのカレー煮ごはんのせ(2004/5/26) [おうち]
今日の晩ご飯はカレーであると告げられる。わーいわーい、と喜ぶとともに、そのカレー(とおぼしきもの)パッケージの写真を撮る。
今から振り返って言えることだが、このパッケージを観たときに何か気がつくべきだったのだ。これは二人分なのだが、どう考えても分量が足りないではないか。しかし晩ご飯がカレーであるという喜びが私を盲目にしたことを誰が責められよう(もちろん誰も相手にしない)
いくばくかの時間ののち、皿に盛られた「カレー」がでてきた。
スプーンをにぎりしめた私はしばし沈思黙考する。なんだこれは。どう考えてもルーというか液体部分の量が少ないではないか。チキンはとても立派だけど。
いや、ひょっとしたらこの少ない液体部分に味が凝縮されているのではないか、と期待をもって一口食べてみる。普通の味だ。これはどうしたことか。
「忙しかったから手間を省こうとしてカレーにしようと思ったんだけど、カレーじゃなかったみたいね」と告げられる。なるほど。これはチキンカレー煮のごはん載せというわけか。私は粛々と食べ続ける。そもそも「手間を省こう」という目的でカレーにするなどという考えがカレーの神の怒りをかったにちがいない。そういえば戦時中の新聞で、皇居だか神社が炎上したときに「神が怒ってるぞ」とかなんとか有名な歌人が書いていたなあ。うん。このチキンはおいしいけど、カレーじゃないよね。
カイラスのビーフカレー(2004/5/7) 味:4 量:4 接客:5
ある日「大坪さん。カレーのページ作ってるんですよね」と言われる。何を言うか。あれは私と同姓同名の大坪五郎なのだ、という言い訳も虚しいこと。相手はかまわず続ける。会社の近くに隠れた名店があるんですけど知ってます?
実はそこには何度かいったことがあった。しかし「野菜とらなくちゃ」という理由から野菜カレーしか食べたことが無かったのである。聞けばおすすめはチキンカレー、ビーフカレーとのこと。最近行ってなかったけど(少なくともこの「カレーの道」を作り始めてからは)久しぶりに行ってみるか。
というわけで今日はビーフカレーを頼む。接客は言葉の一つ一つに丁寧さが感じられ、横浜カレーミュージアムとはえらい違いだ。必要以上に営業スマイルを振りまくこともない。いいなあ、と感心しているうちにでてきたのがこのカレー。
最初はスプーンですくってかけていたのだが、途中から面倒になりどしゃーっとご飯の上に掛ける。さて一口食べれば一瞬普通の味、しかしそこに微妙かつ複雑な味わいが感じられる。普通そうだが普通でない。これはなかなか難しいことかもしれない。
などと私にしては珍しくゆっくり一口一口味わって食べた。若者ならば「もっと肉を入れろ」というところかもしれないが私にはちょうど良い。今度はチキンカレーに挑戦してみるか。
木多郎のチキンカレー[店舗](2004/4/18)-味:4 量:3 接客:1
関内に映画を見に来た。チケットを買ったが上映時間まではまだ間がある、ということで足は横濱カレーミュージアムに向かう。なんでも最近店の入れ替えがあり、札幌スープカレーの店ができたようなのだ。(私を陰鬱な気分に落とし込んだ店はあらかた消えたらしい)
例の如く不必要に陽気な案内を聞きながら8Fに到着。さて、と目標の店を目指せば10人ほどの行列ができている。まあまだ時間があるからいいや、と思いのんびり待つ。
ぼんやり並ぶこと10分以上。店内に案内された私は自分の目を疑った。がらがらなのである。数えてみれば客は私を含め11人。空いている席は13.これはどうしたことなのだろうか。驚愕しつつもチキンカレーをオーダーする。できあがりを待つ間、次の客はなかなか入ってこない。13の席は空いたままである。これはどうしたことか。
しばらくして来たのがこのカレー。「よろしければご飯をスープに浸してお召し上がり下さい」とかなんとか言われる。さてと食べると最初の印象は
「なんだ。普通の味ではないか」
というものだった。しかし2度3度とスプーンを運ぶたびにおいしく感じるようになる。特にチキンとスープの味の取り合わせがうまくいっていると思う。量は1000円カレーとしては少なめだが今日はあまりお腹が減っていないので問題はない。
料金を払い外に出るとまだ10名以上が列にならんでいる。私が食べ始めたころ
「ずいぶん席があいちゃったよ」
「じゃあお客をいれよう」
という店員同士の会話と共にお客が入り始めたがまだ7席は空いている。そしてカウンター席には私が入ってから出るまで私一人しか座っておらずこんな様子だった。
並んで長く待った方がおいしく感じるとか言う理論を持っているか、あるいは立っている方が健康にいいとでも思っているのか。そんなことを考えながら歩いていると電車の中で見かけたなら躊躇無く席をゆずりたくなるような老夫婦とすれ違った。あの人たちがあの店に行ったら、やっぱり列に長い間並ばせるのだろうな。店の中はがらがらなのに。
というわけでこの前と同じカレーフレークを使ってのカレーである。なんでも前回の教訓から今回はお肉の量を増やしたのだそうな。
というわけで写真からもうかがえるほど立派な牛肉がはいっている。さて、いただきます、ということでまずじゃがいもを食べる。なかなかよろしい。次に人参を食べる。これも結構。ということで残りの部分をばくばくと食べ始める。前回はなぜか味が薄いと思った。今回はさっぱりしているが、薄いとは思わない。ルーとは違った味わいであるなあと思っている間にあっというまに食べ終わってしまった。
本来であればここで離乳食を食べさせる係を代わらねばならぬのだが、まだ一口分おかわりがあるという。であればにっこり笑い
「ちょっと待ってね」
といってお代わりをするのだ。今日も大変おいしくいただきました。
今晩はカレーだ、と聞いた私はわーいと歓声をあげる。しかしそれからほどなくして「ご飯を炊くのを忘れていた」という言葉を聞く。いや、カレーを食べるためであれば少しくらい待つのはなんともない。
というわけででてきたのがこのカレー。なんでも今日のカレーはルーでも瓶詰めでもなくフレークなのだそうな。フレークたあなんだといえばなにやら粉状の物である。
さて、ということで一口食べる。なんだかカレーの味が希薄なようだ。これはこのフレークのせいなのかあるいは具の量が多かったせいなのかはわからない。しかし味自体は悪くはない。
などと考えている間に例によって食べ終わってしまった。今日もごちそうさまでした。
「一週間に一度はカレーを食べたい」の角豚カレー[店舗-弁当](2004/3/21)
昨日トンカツカレーを食べ「これは普通ではないか」と落胆した私にはもう一つ落胆する理由があった。今日はあたりの飯屋が全て休業しており、ここのカレーを食べるしかないということを既にしっていたのである。つまり二日連続同じ店のカレー。
それでも「ええい、二日連続カレーはむしろ望むこと」と昨日カレーを選んだのがその味は期待はずれだった。というわけで今日の昼食にどのような期待を持てと言うのだろう。
というわけでこのカレー弁当を食べることになる。どうやら角豚のようだ。あまり期待もせずにスプーンを運ぶと、これがご機嫌な味である。豚の角煮とカレーがうまく融和しており昨日は平凡と思えたカレーのルーを引き立てている。
ぱくぱくと食べるとあっというまに食べ終わる。よし、もう一度ここに来る機会があれば角豚を注文しよう、と心に誓う。
「週に一度はカレーを食べたい」のカツカレー[店舗](2004/3/20)
今日は土曜日だけどお仕事。そして何故かはしらないが横浜市営地下鉄中川駅というところの近くにいるのだった。
さて、この建物のエレベーターはボタンの近くにこんな張り紙がしてある。「横浜ウォーカー一位」なんだろう、と思い読んでみればカレー店の宣伝であった。ああ、カレーの神は休日出勤の私に語りかけているのだ。カレーを食べなさい、と。
というわけでお昼になると一階に向かう。
最初ここはカレー屋なのか家具屋なのかまよったが、どうもカレー屋のようだ。中に入りメニューを観る。何にしよう。豚角カレーという言葉にも心惹かれる物があるが、それより大きく「一日限定15食」と書いてあるとんかつカレーの方が気になる。というわけでとんかつカレーを注文。
というわけででてきたのがこのカレー。とんかつをじっくり揚げるために時間をいただきます、ということだったからこのカツはおいしいに違いないのだ。なんせ横浜ウォーカー一位なのだ。
というわけでスプーンを握ると食べ出す。う?う?食べている途中に気がつく。これはごく普通のカレーではないか。カツも固くはないが特筆するほど柔らかい訳でもない。
かくして私は落ち着いた心持ちと「カツを食べカロリーを無駄に大量に摂取してしまった」という後悔とともに食事を終える。