題名:HappyDays-20-26章

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日付:1998/8/15

20章:1993年最後の合コンパート2

21章:Who cares Christmas ?

22章:年末

23章:男と女と

24章:あけましておめでとう

25章:Last Crusade(最後の聖戦)

25-2章カラオケの選曲における一考察

26章:後始末


25章:Last Crusade(最後の聖戦)

さて当日の19時。私たちは日産ギャラリーにいた。

時間前について例のごとく本を読もうとしていた私であるが、10分前についたらKBはもう来ていた。かれは同僚であるところのY田 と一緒にきたのだそうである。そしてSTがほどなくして現れることになった。自爆男は仕事の関係で遅れてくるので、とりあえず男の子は全員そろったわけである。さておよそ時間になったのだが、いまだに相手を見つけることができないのである。しょうがないので、表にでてうろちょろしていると、K江とK鳥がキョロキョロしているのを見つけた。私は向こうを認識したにも関わらず、向こうはこちらを認識できていないようなのである。一生懸命手をふって、なんとか彼女たちにわかってもらって、「新年あけましておめでとうございます」と言った。

K江は車で来ていて、まだ路上に止めているのだそうである。そこで私は彼女に白札屋の場所を教えて、「直接ここに行っていてね」と言った。

さてK野は電話での私との会話において、「私は遅刻してきた人を簡単においていくのよ」と言っていた。彼女は本当にやるかもしれないと懸念した私は、男の子たちに、決して遅れてくることがないように念をおしていたのである。ところが不思議なことに今回遅れてきたのはK野であった。とはいっても女性にしては平均よりはやく7分遅れてきただけであるが。

さて6人になった我々は、さっそく白札やに向かった。案内された席は、座敷であった。かなりたってK江が来て、結局自爆男は1時間近く遅れたが最終的な座席は次のようであった。

この座席はそう異常なものではない。ただしいくつかStandardな合コンの座席配置の伝統に反している。まず第一に自爆男は最初の一時間いなかったので、K江とK鳥は女の子同士で並んでいた。KBと私は向かい合っている。第二に幹事であるところの私とK野は幹事であるにもかかわらず隣あって座っている。だからといってどういうわけでもないのだが。

さて今回の新顔(この時点では)はSTである。彼は最初けっこうなウケようであった。彼女たちは前回話題にしていた「キャサリンさんは今回こないの?」と残念そうであった。彼がカナダにスキーに行っていることを説明すると、彼女たちはしきりに感心していた。

さて隣でSTが結構なウケを取っている間、私はKBとときどき話していた。つまりかなり静かであったわけだ。これにはいくつか理由がある。当日私は異様に疲れていた。一番考えやすい理由としては正月休みからまだ体が回復していなかったために、厳しい4日間であったことがあげられる。しかし本当にそれだけが理由だろうか。理由はわからないが、私はこの合コンに対して非常に及び腰だった。そしてそれも手伝ってか、この時点で自分が感じていたよりも私の体調はかなり悪かったことがあとで判明する。従って今回の合コンでは後半に行くほど記憶があいまいである。前置きが長かったわりにはこれから後ろの記述は簡潔になる。

さてあまり黙っているわけにもいかないので、会社でKBとメールで話していた「KBと私とどちらが変か」という質問を持ち出したところ、K江は黙って自分の右(すなわちKBである)を指さした。ここでしばらくこの話題が語られたが、実の所細かい内容についてほとんど覚えていない。

次にK野に「この前から合コンに行った?」と聞かれた。んなことができるわけないじゃないか(前回合コンをしてから2週間ちょっとしかたっていないのである)などと一生懸命説明していた時に、自爆男が到着した。

 

さて、前回の合コンを「KBをかわいがりましょう大会」であったとすれば、今回の合コンはこの時点から「自爆男がうけまくり大会」になったのである。

 

今までに何回か自爆男と宴会を一緒にしたが、今回ほど彼がうけまくったのをみたことがない。この状況を一番よく表しているのは、今回の合コンで私が覚えている数少ない言葉、K鳥の自爆男に向けた「自爆男さんて、何を言ってもおもしろい」であっただろう。K江は容赦なく「えっ。いままで誰ともつきあったことがないの?」と言った。それに自爆男はいつもの調子で「いやー。それはきつい質問っすよ。」と答えてまたウケを取るといった感じであった。自爆男が来ると聞いたときに彼が今回の女性達にウケがいいのではないかと思った私であるが、ここまでとは予想できなかった。さらにSTの証言によれば、彼は唯一の弱点であった、「自爆」も克服していたのである。従ってこの合コンにおいて自爆男とはりあうことは、スピードにのったロケット・イズマエルを後ろから捕まえようというのとほぼ等価である。そういうわけでこの宴会は彼の一人勝ちの様相をみせていた。

さて大騒ぎのうちにあっさりと1次会が終わる時間になってしまった。支払いをおえて2次会の相談となったのである。表で相談したら、女性達は「なんでもいいですぜ」と言った。男の子たちで相談のあげくカラオケに行こうということになったのである。

歩いている最中に既に「誰がいいか」という話題が男の子たちの間で語られていたのである。自爆男は「K鳥」と言った。私は今回の様子をみていれば自爆男相手に勝ち目はないので、「がんばってね」とあっさり負けを認めた。それともうひとつ、自爆男相手にうけまくっているK鳥をみて、(ここから推論の段階を3つほど省略するが)なんとなく自己嫌悪におちいっていたのである。なるほど。あれでいいわけね。するとSTが「K鳥は大坪さんが気に入っているからだめだ。大坪さんもそんなに簡単にあきらめちゃだめだよ」と言い出した。それを聞いて自爆男は「いやーそれを先にいってくれなきゃだめっすよー」と言い出した。私はかさねて「いや。自爆男よろしく」と言った。STは「そんなのはだめだよ」と言ったし、自爆男は「いやー。そんなことはできませんよー。」と言った。なるほどそこまで気をつかっていただいて。私はそういう風に気をつかってもらえると喜ぶ様に見えるのだろうか-多分そうだろう。おい気をつかってもらってんだぞ。喜べよ大坪。

 

やはり土曜日であるから結構なこみようであった。2つめのお店で35分待ちといわれた。そこにとりあえず名前を書いて、女の子たちは別の店にあたりに行った。前回もそうであったが、こういう2次会の場所を探す話になると私たち小牧の男の子は全く無力である。

さて女の子たちを待つ間、ハーフタイムとでもいうべき反省会が男の子たちの間で行われた。STの言葉をかりよう。「レベルが高いけど、30まで一人でいるのがわかるような気がする」

さてK鳥がきて、別の店に今すぐはいれると言った。そして私たちは別のカラオケ屋に向かうことになったのである。

 

25-2章:カラオケの選曲における一考察

 

さてここから私の記憶はかなりとぎれとぎれだ。カラオケに入ったときの配置は以下のようであった。

もうこの時点になると、合コンの席順に関する伝統である「男の子と女の子とかわりばんこ」は完全に無視されている。そしてこのカラオケにおいては上の図に示したように明確な線が引かれていたのである。

理由は二つある。自爆男は1次会から引き続いて、歌でも大うけをとっていた。そしてこの2次会においては女性達に対する細やかな心配りができることころも披露したのである。従って自爆男+女の子とそのほか3人の男の子の間に線ができてしまうのもまあうなずける。(もちろんこれは自爆男の意図したところではないが)

もう一つの理由はより普遍的なものである。我々の予想に反して、このカラオケ屋は私たちが経験したなかで一番英語の曲が多いところだったのである。実際12月24日に行ったカラオケ屋よりもさらに英語の曲が多かった。ところでカラオケに関して、私がほぼ確信している仮説がある。それは「男の子と女の子ではウケるカラオケの曲はかなり違う」説である。

私たち男の子(少なくとも私の友達)は英語の曲が結構好きである。従って英語の曲がたくさんあるカラオケ屋にいくと驚喜する。(特に私は)ところが英語の曲は女の子に全くうけない。

そのほかにも男の子だけでカラオケにいくとよく歌われる「替え歌」-例えば「竹からうまれたかぐや姫」 とか「黄金虫みたいに金持ちになりたい」 -は男の子に非常にうける。ところが信じられないくらいこういう歌は女の子にうけない。

これらの事実は私が経験しただけでなく、おそらく他の人も経験したことがあるのではないだろうか。この話にでてくるなかではKN大学合コンの2次会(HappyDays16章参照)と、小泉今日子とHRが知り合ったカラオケツアーがこれにあたる。そして今回も基本的な事情は同じであった。私はいまだにこの差異を説明するのに十分な理論を考えついていない。しかし一つの事実として私はそういう女の子にうけないが男の子が好きな歌が異様に好きなのである。そして女の子にうけるであろう、新しい優しいラブソング-軟弱な-は大嫌いである。

だから私は英語の歌や替え歌に走った。とにかくいままで歌いたいと思っていた歌がリストに目白押しだったからだ。一曲目はHighWayStarであった。この曲が全くうけないであろう。おそらくは完全に女の子たちを白くしていまうであろうことは十分承知していたが、それでも私は一番にその曲を歌ったのである。そして幸せであった。そしてSTとKBもどちらかといえば女の子にうけるほうではない歌を歌っていた。従って我々と女の子との間に線ができるのも無理からぬことだったのである。

男の子達のくだらない曲はほっておいて、印象に残っているのはK江が歌った「六本木心中」である。この曲は有名なので、女の子が歌うことはままある。しかしK江ほど色っぽくうたうのを私は聞いたことがない。言葉が悪いが、まるでスナックのお姉さんが歌うかのようであった。けっして不必要に色っぽいといっているわけではない。上手で色っぽかったのである。そして自爆男の言葉によれば歌った後に「男ってこういうものよ」と何度も言っていたそうである。私の記憶が間違っていなければ、この歌はなんだかだらしない若い感じの(というかケツの青い)男が好きでたまらないと言う歌だったと思う。

さて予想を超えて私の体調は悪く、そしてビールがそれに追い打ちをかけていた。この後のことは殆ど覚えていない。K鳥は自宅が大垣なので途中で帰った。自爆男は彼女を送っていって、タクシーに乗るところまで見送ったそうである。後半ほとんど私は身動きがとれない状態だった。そしていつしか時間はすぎて、残りの彼女たちも別れる時間となった。にっこり笑って挨拶して別れた。

 

男の子はタクシーにすしずめになって帰った。自爆男は「いやーあの女の子たちは歯ごたえがありますねえ」と言っていた。彼はK野がいいことにしたそうである。KBは前回と同じくK江がいいのだそうだ。そしてやすらかな眠りにつくことになった。-私はそうでなかったが。

 

私の妙な習性として、体調が悪い時に飲んだ場合、いったん寝るが3時間後に目が覚めて朝までねられなくなることがある。今回はまさにそれであった。2時から朝の8時まで一睡もできずウーロン茶とポカリスエットをおそらく8本以上飲んで苦しんでいたのである。

 

 

26章:後始末

 

さて日曜日私は完全にくたばって寝ていた。昼にSTが寮にきて、私が払いすぎたタクシーのお金を返してくれた。しかし彼と会話をしようとする気も起こらないほど眠かった。

ほとんど朝から晩まで寝ていて、夜に寮の食堂で晩飯を食べていた。前に誰か座ったなと思えば、自爆男である。彼と今後のことについて相談をした。彼の希望としてはまた飲み会がやりたいということである。今日K野に電話するけど何か要望は?とという質問に対しては、彼は特にないと答えた。

ここで少し話は前後する。翌日STと話していて、彼は非常に楽しかったと言った。彼の気に入った順序はK鳥、K江、K野なのだそうである。

 

さて日曜日の晩K野に電話をした。合コンの後のお礼参りという奴である 。彼女に大変楽しかったとのべた。彼女からは「会うのが2度目だと思って気合いがはいってなかったんじゃない?」と言われた。彼女の弁によれば、私の口数は前回の1/3だったそうだ。そして「自爆男さんて本当に楽しい人ね。仕事中でもああなの?」と聞かれた。私はさすがに仕事中はあまりFunnyにしているわけにはいかないようだよと答えた。そして私の口数が少なかったのはすべて体調不良のせいであると説明した。

「女の子3人で自爆男さんの相手をしているみたいになっちゃって。ごめんなさいね」とも言われた。別にあやまられる理由などなにもないことを強調した。

電話をしながら(彼女は一見きつそうにみえるけど、結構優しいところもある娘であったなあ)-過去形で考えていることに注意-と考えていた。

受話器を置いて考えた。今度なにかするとすれば自爆男は必ずはいる。その場合また「自爆男をうけましょう大会」になって、私はバランスウェート(女の子の人数とつりあいをとるためだけの存在のこと。)になることもまず間違いない。バランスウェートになることに対して別に文句をいうつもりはない。合コンでだれがうけるかというのはきわめて流動的である。一つの合コンではある男が大うけをとっても別の合コンではその男がまったくうけず、全然別のヒーローができるのはよくあることである。昔は無意識のうちに友達の男の子をバランスウェートにしてしまったこともあったと思う。

しかしそうなった場合に、K野が我々にかなり気を使うであろうことは彼女の「ごめんなさい」のセリフからも明らかである。私はバランスウェートになっている状態には耐えられる。しかしそうやって「気を使わせる」状況には耐えられない。

従って私は自分を含んだ線からは解がないことを知った。完全なデッドロック状態だ。

 

火曜日電子メールでKBに今後のおつきあいに対する要望について質問した。

「KB君に質問。土曜日のリターンマッチについてなにか要望、希望、提案はあるか?」

から始まった我々の会話は、結局やりたいものがやってください、という結論になった。STとCは消極的に賛成である。従ってことの正否は自爆男が自発的に行動するかどうかにかかっている。私はこの件からはリタイアだ。既に自爆男に相手の連絡先は渡してある。あとは私がリタイアすることを強調しておこう。

 

さあてもうすぐ私は31だ。カラータイマが鳴り出した。なのに景気は回復しない。中途採用は再開されない。

 

27章:音楽図鑑

 

さて後始末がすんで、ほれほれしているうちに、ある日Cが私の席にやってきた。いろいろ無駄話をしたあげくに、彼はこう言った。彼の上司であるところのTTK主任が隣事業所の女の子との合コン話をもってきたというのである。そういえば私もGKとS(♀) に合コンの空手形をきったままだったな、と思ったのもつかのま、パブロフの犬のように私は「やりましょう」と答えていた。馬鹿は死ぬまでなおらないとはこのことだ。(もっとも死んで直った馬鹿もないそうだが)

まあこの話はおそらく実現の可能性が低いだろう。おかげで私の生活はおちついたものとなった。そういうわけで私は心静かにバンド活動に専念することになったのである。

 

さてその週の金曜日、当部のスキーツアーが行われた。第一次大阪合コンのつてであるところのTも参加するというので、集合場所で待っていたが結局現れなかった。遅刻したのかあるいは何か問題があったのか知らない。一つだけ確実なことは再び私は風邪をひいてしまって鼻水がとまらない状態になったことだ。

そしてその夜、明日は出勤だあと思ってやすらかに寝ようとした瞬間、電話のベルが鳴った。朦朧とした頭ででてみれば女性の声である。最初はTが遅刻したことを説明しに電話してきたのかと思った。ところが相手はなかなか名乗らない。こういうしゃべり方をするのはK野しかありえない。相手は最初の合コンの時と同じパターンであったらしい。会社の新年会の帰りで、K鳥と一緒に電車待ちの時間つぶしだそうである。ほれほれしていたら、いきなりK鳥がでて、「このまえは挨拶もせずに帰ってしまってごめんなさい」と言った。別に彼女が挨拶しなかったのではなく私が昏睡状態であっただけなのであるが。K野は「別に明日デートしようとかいう電話じゃないのよ。そんなこといわれたらK鳥K野こまっちゃう。じゃあね」と言って電話が切れた。

 

私は自爆男の部屋に電話がないことを呪った。これからこういう電話は彼宛にしてほしいものだ。

 

さてその翌々日は日曜日。STバンドの練習の日である。今回からメンバが異様にふえた。いままで4人でやってきたのが、サックスのNS、キーボードKB及び特別参加のSW(ドラムの先生)さらにはスペシャルゲストのOBなどもくわわって、練習はけっこういつもと違う雰囲気で進んでいった。Lady Madonnnaを主に練習したが、途中で一回Johnny Be GoodをやったらギターのCはほとんど曲を忘れているということが判明した。O Bに一度ドラムをたたかせてみたらメンバから絶賛の声をあびた。私は失業の危機に直面した。

練習が終わって、KBの寮の部屋にいって鍋をかこんでたらふくたべた。その帰り、Cに寮までおくってもらいながらこういう会話をした。

「もう合コンシリーズもおちつきましたね」

「自爆男はなにもしていないのか?」

「あんまり何もしていないようですよ」

 

というわけでしばらく合コンシリーズはおやすみとなったのである。多分暖かくなるまで。

 

と書いたその午後にCからメールが届いた。まさかと思っていたTTK主任合コンが成立したという話である。私は最初相手は4大卒の技術系の方々かと思っていたが、そうではないことが判明した。こちらは私、KB、C.相手のつては29で、若い燕がほしいのだそうだ。従って我々は3つ年をさばよむことにしたのである。以下は私とCの会話より抜粋。

(浪漫亭の電話番号を聞いたCの質問に対する回答)

「0120-11-XXXXだよーん。フリーダイアルがうれしいね。元○○と言うことは。。。まあふたを開けてのおたのしみしよう。18日ということで予定しておきます。」

(これからつて娘がもと私の知っていた女の子と同じ会社である話題がかたられる)

「ざます。。。。。ふにゃあ。そうだなあ。まあ無念無想で望むか。。。。。。。。。。。。。。。。。。。相手が誰であれ、若いツバメが好みであればきっとKBはうケルに違いない。もっとも彼にも選ぶ権利があるが。。。」

C発:「相手は阿片でもすっているような危ない雰囲気のこだそうです。まじめだとは言っているが(TTK談)」

「こちらも雰囲気に関してはあまり誇りにできないような連中なのでいいのではないでしょうか。。。かえってそういう相手の方が気が楽だ。」

 

その晩、大阪娘ことTから電話があった。彼女とKは私が待っていたのと反対側のサイドで私をさがしていたのだそうだ。こういうことは本当によくある。彼女は以前は「是非彼女つれて大阪に遊びにきてください」と私に言っていた。2回の大阪遠征で、大変大阪の町が気に入った私は、大阪に遊びに行きたいと思った。しかしもうひとつの条件がひっかかるのである。困ったものだ。ところが今回彼女は私に彼女ができそうもないであろうことを察したのかこう言った。「別に男の友達連れでもいいですよ」というわけで私は暖かくなったら必ず関西方面に遊びにいくことを誓ったのである。

 

さて。というわけであと一月。2月の半ばまで静かな-合コンのほうもバンドのほうも-日々が続くはずである。

 

そして一番肝心な職探しはいつ動き出せるかめどもたっていない。最近心配になってきた。多くの名もない先達と同じように、不満をいだいたまま50で出向するまでこの仕事を続けることになるのだろうか。

好きな漫画のセリフで「人間は選んだ道が正解だ」というのがある。道を選ばないことが一番いけない。しかし道は選んだにもかかわらずその道がふさがったままだ。

 

23日の日曜日。例によって食堂で飯を食べていたら自爆男にあった。彼に

「調子はどうだ?」と聞いたら

「きびしいっすよ」と答えた。

先週女の子たちに電話をして、「他の子にきいてみないとわからない」ということになってそれ以後電話がないそうである。まあ彼は自室に電話がない人でもあるし、寮は電話が通じにくいので有名だし。やはりこちらからかけるのが礼儀であろうと言った。そして彼は

「この件に関しては、私がボールを握っているので、がんばりたいと思います。」と言った。私は

「がんばってね。後ろから”自爆男がんばれー’って旗を振っているからね」と言った。

傍観者というのは全く気楽な物だ。

 


注釈

Y田:KBと同じ会社の友達。彼はは婚約者と一緒に飲み会なのだそうだ。本文に戻る

 

7分遅れてきた:私が開発した理論によれば女性の待ち合わせにおくれる時間というのは平均15分。標準偏差10分である。そして女性との待ち合わせには次のルパン3世のなかのセリフを信条としている。「いい女ほど遅れてくるものさ」(トピック一覧本文に戻る

 

幹事であるにもかかわらず隣あって座っている:(トピック一覧)幹事はそれまでにいたる交渉の経過においてたくさんしゃべる機会があったのだから、宴会の場では離れて別の人間としゃべるべきだ、というのが私の信条である。本文に戻る

 

ロケット・イズマエル;非常に有名だった米国の大学アメフトの選手。異様に瞬発力があり、トップスピードにのると補足するのはほぼ不可能。”ロケット”の異名をとる。本文に戻る

 

男の子と女の子ではウケるカラオケの曲はかなり違う:(トピック一覧)5年たった今でも私はこの仮説を信じている。女の子と一緒にいくカラオケでは選曲にとても苦労する。本文に戻る

 

竹からうまれたかぐや姫;「帰ってこいよ」の変形版。「まさかりかついだ金太郎」、「桃から生まれた桃太郎」と続くが、非常に下品な変形版として「ちん○こ立てたら日本一」というのもある。本文に戻る

 

黄金虫みたいに金持ちになりたい:ブルーハーツの名曲、「リンダリンダ」の変形版本文に戻る

 

合コンの後のお礼参り:平安時代では「後絹」といった。(それは大嘘だ、と怒らないでください)本文に戻る

 

合コンでだれがうけるかというのはきわめて流動的である:私の経験によればこれは不思議なくらい揺れ動く。所詮相性の問題である、と言ってしまえばそれまでなのだが。。本文に戻る

 

合コンの空手形:二人とも合コンなるものに出席したことがないそうなのである。とはいってもこの話は結局流れたし、GKは合コン未経験のまま結婚したのだと思う。本文に戻る

 

第一次大阪合コンOsaka Bay blues参照のこと。本文に戻る