日付:2003/9/13
いきなりライオンと象が迎えてくれる。
なにやら順路と称して最初に○○を見ろと書いてある。矢印が指す穴に入ってみるとこんなものがあった。
なんでも自分の願いを書いて投げつける(箱の中に入る?)とそれがかなうとかなんかだったと思う。茶色く広がっているのは砕け散った皿の残骸。みんな本当に皿を投げたのだなあと妙な関心をする。同じ洞窟内には日蓮、弘法大師などのオールスターの像がある。穴をでたところにもいくつか像があり、現代風なのだろうなあ、というものあり、哲学者の像有り。その先には美術館と称する建物があり、正面両側にこんなのがいる。
建物の中にはいってまず目を引くのが初代ハニベ師と二代目のプロフィールである。彼らの作品はここにあるだけではなく、各地に飾られているのだ。そうした仕事の一部(原型となった木型)なども展示されている。上の公園にある天神牛は絶品だそうだからこんど観に行こう。この美術館にある作品は比較的おとなしいものが多いように思う。
そこを出るといよいよ本番とも言うべきハニベ洞窟になる。
一対の仁王像に守られた入り口に入る。すると左手にこんなのがでてくる。
いきなり休憩所か、と思いながら先を急ぐ。釈迦の生涯をたどった彫刻群があり、産まれたばかりの釈迦が「天上天下唯我独尊」と言っている。よく見ると目が怖い
左様か。このエリアは釈迦の一生シリーズかと思えば途中に
「聖天様 日本では聖天、印度では(中略)当院では入試合格のご利益があります」
などと書かれた像があるから油断がならない。子宝を授ける力があると書かれた鬼子母神像は異様な迫力に満ちている。
そしてその先には己の正当性を主張してやまない招き猫がいるのであった。
パンフレットによれば「ハニベの招き猫は黒猫で手が耳より上がっていることが特色でこれが本当の招き猫の姿なのです。」ということなのだが。その先にはいきなり商売エリアがあり完成品見本だか途中の制作物だかの群れと並んでこんな看板がある。
何かの間違いで20億ほど宝くじがあったたら注文でもしてみようか、と思ったが下手をすると自分の胸像がこの洞窟の中に展示されてしまうことに気がつき断念する。ここでデジカメの容量いっぱいに写真を撮ってしまったことに気がつく。さっき「こんなところで誰が休憩するのだ」と思ったエリアに腰を下ろし撮った写真をパソコンに転送する。
一息つくと更に洞窟探訪を続ける。そこからしばらく印度の宗教施設に飾ってあるような男女の像が続く。これははたして印度から持ってきたものを展示しているのか。最初はそう思っていたが、後の方で「二代目の処女作」と称して同じような像があったら、ここで作られたものかもしれない。そのうちの一枚は(そう数えたくなる)4人の体が複雑に交錯しておりはたしてどれが誰の手やら足やらとしばらく考える。
何にせよ疲れそうな体勢であることは間違いない。
印度の彫刻シリーズが一段落すると、牛と馬の化け物が番をしている地獄エリアに入っていくのだった。