日付:1998/1/25
まえがき 1章 2章 3章 おしまい おしまいの後に 4章 終章 蛇足編 あとがき 追加編 あとがき+登場人物のその後
1990年4月の7日にIKの送別宴会が行なわれた。出席者は総計28人。全く見事なものである。IKが某課においてどれくらい重要な位置をしめていたかがこの人数だけを見てもわかろうというものである。この時集まったのは主に某課の男の子と、会社の女の子、それとティーチャーYZであった。
IKの送別宴会というだけあって、この日は大騒ぎであった。この時初めての企画として、カセットにみんなに一言づつ吹き込んでもらって、IKにプレゼントしたのである。その時のカセットには皆が大騒ぎしている様子が克明に記録されている。
この会でティーチャーYZは少し遅れてきたが、最初から最後まで誰か男の子としゃべっていた。そしてこのLast Stageにおいても、彼女はAttractiveであった。
ここでは名前を伏せて置くが、仮に青年Aとしようか。ほとんどティーチャーYZと初対面だったにもかかわらず、挨拶した後にいきなり「AYさんが、僕とYZ先生合うんじゃないかって言ってたんですよ」と言いだしたのである。ティーチャーYZの驚き様は推して知るべしというところだろう。残念なことになんと彼女が答えたか誰も知らない。
また次に登場するのは、本編では今までなんの関係もなかった「恐怖あひる男」 である。この男はいきなりティーチャーYZに「年下は嫌いですか?」「電話番号教えて下さい」と言ったらしい。こちらも残念なことに、なんとティーチャーYZが答えたか全くわかっていない。
テープの後半には、KTとティーチャーYZの会話が録音されている。思えば最初の出会いからちょうど一年間。本当にみんなの状況は変わった。AYがいなくなり、今IKがいなくなり。色々なことがあった。二人は最初のチークの時にどうやって誘ったか、どうやって電話番号を聞き出したか、どうやって最初に会ったかを話している。
3次会は最近某課ご用達のカラオケスナック「ちょくちょく」である。ここではティーチャーYZが何をしていたかよくわからない。最後にIKと結構シリアスに話込んでいたようだが、その会話の内容は誰にもわからない。
この時が、ティーチャーYZが、某課の男の子達の前に姿を見せた最後の機会となった。
克明に記録されている: あとで聞き返してみたら、私がわけのわからない英語でわめき散らしているのがもろに入っていた。(トピック一覧)反省しております。私はこの場を借りて、みだりに宴会で英語でわめき散らさないと宣言したいと思います。
しかし別にここで変なことをしていたのは私だけではない。S(♂)はいつもに増して変だったし、CやDだって似たようなものである。AYAにいたっては「あたしはひとりぼっち。誰もあたしを相手にしてくれない。今日は4月4月4月7日何時、何分」というセリフを7回以上は録音している。YZ(♂)の笑い声は、本人はいたってまじめなのだろうが、ギャグ以外の何物でもない。本文に戻る
Attractive: 人を引きつける、魅惑的な、という意味の言葉。米国出張中に向こうの秘書のおねえさんにこう言ったら「Thank You」と言われたから、女の子の褒め言葉として適当な言葉なのだろう。本文に戻る
言いだしたのである: もっとも言った本人も後で、「世間話をした後で言ったほうがよかったかな」などと後悔していたが。本文に戻る
恐怖あひる男: 早い話が、生まれたばかりのあひるが、最初に目にはいった物を親だと思い込む習性と同様に、この男は、どんな女の子とでも3分以上話すと惚れてしまうという特技の持ち主なのである。本文に戻る
ちょくちょく:「めぐみ」は高い、という意見が圧倒的となり、最近某課のからおけは大抵ここである。とてつもなく安い。このときも大騒ぎで、全部で47曲歌ったらしいが、1/3はAYAが歌っていたのではないだろうか。Cは、自分が知っている曲ならば、誰がリクエストした曲でも構わずマイクを握り締めていたので、同じくらい歌っているかもしれない。本文に戻る