2014-12-26 06:58
いや、自分が情報強者だなどと主張するつもりはないけどさ。
脇本氏 接続料は現在10Mbpsあたり123万円で、5年前に比べて10分の1の価格になっています。ここが安くなって、参入が容易になったことはあると思います。
引用元:乱立する格安SIM市場をドコモはどう見ているのか?――接続料から禁止行為規制の緩和までを聞く (1/2) - ITmedia Mobile
携帯電話でデータを送る料金は、この5年で1/10になっている。これは衝撃的な数値だ。じゃあ3大キャリアと契約している人の料金はこの5年でどうなっているか。利用できるパケット量はどうなっているか。考えれば結論はすぐにでる。
3大キャリアの「原価」は1/10になっているのに、ユーザ向けの値段は上がり、使用できる容量は低下してきている。これは無茶苦茶だ。つまり3大キャリアはよっぽどデタラメな金の使い方をしているとしか思えない。
もう一つ面白いのは、MVNOとしての提供料金の差異。
脇本氏 適正な原価に適正な利潤を足したものなので、そこが2倍、3倍違って当たり前なら、どうして(ドコモ以外のネットワークを使った他社が)ユーザーに(ドコモのMVNOと)同じ料金で提供できるのかという疑問があります。よほど販促費をかけていないのであれば(料金が)同じになりますが、実際はそうではないので、なぜなのかと思います。
引用元:乱立する格安SIM市場をドコモはどう見ているのか?――接続料から禁止行為規制の緩和までを聞く (1/2) - ITmedia Mobile
引用した部分の()内は正直おかしいと思う。そう補足すると全体の意味が通らなくなる。ここは素直に
「MVNO向けの提供料金が、Docomoと他社で2−3倍違うのにキャリアとしてユーザから徴収している料金がほぼ同一なのかどういうことか」
と読むべきだ。一番可能性があるのは、単にAUとSoftbankはMVNOをやりたくないので、デタラメな値付けをしている、ということだが。
ここはやっぱりあれですよ。MVNOとしてのApple実現で日本の携帯業界に激震が走る、なんて図柄を見てみたい。AppleはiPhoneを自社MVNOでしか提供しない。各社はiPhoneから利益を得たければ、Appleに回線を提供するしかない、、ってのはどうですかね。彼らをあるべき姿-土管屋にするのだ。
さらに妄想を進めてこういうのはどうだ?投資会社Softbankは次なる大型買収の資金を得るため、日本の携帯電話網を全てAppleの子会社に売却する。AppleはSoftbank回線で足りない部分をDocomo,auからMVNOとして調達する。いやならいいんですよ。自分でやりますから。
いや、楽しい。
2014-12-25 07:04
やれデザイン思考?指向?やらなんたらメソッドやら方法論を声高に語る人は後を絶たない。いつも思うのだが
「そんなに声高に語るより、結果見せろよ」
すごい結果をみせて感心させた後で「実はこんな方法をつかったんです」といったほうがはるかに説得力があると思うのだが。
そういう「方法論原理主義者」には気の毒なことだが、例えばAppleとか実際にすごい製品を生み出している人たちはそうした方法論を支持してくれない。私は「方法論原理主義者」ではないので、現実的なところから話を始めよう。
でもジャンプっていうのは非常に難しくて、どこで見つけるかっていう質問だったんですけど、それはすごく難しくて、いろんなところに隠れているんですよ。
僕は「うまく待つ」って言っているんですけど、そういうものを見出す自分でいるように、うまく待っている。見過ごさないように。当たり前だと思っていることが実は当たり前じゃない、ということがとってもあるんですよね。
それと、これは鍛錬なのかもしれないですけど、いろんな場合の数、無数の場合の数を頭の中でやる訓練というか。全部「この場合、この場合、この場合……」全部「つまんない、つまんない、つまんない……」って頭の中でガシガシやっているうちに、セレンディピティというんですかね、たまたま何かのものが見えたりしたときに、それがガーンと来るジャンプの映像だったりしますね。
だからやっぱり「うまく待つ」ということと、「ものすごく追求する」ということだと思いますね。
引用元:新しいものは"つくり方"から生まれる--「ピタゴラスイッチ」生みの親・佐藤雅彦氏インタビュー | ログミー[o_O]
「天才」という言葉が似合う人は稀に存在する。その「稀」の一人が佐藤氏だと思う。彼は上手なブレストのやり方を解いたりしない。私は「独創的なアイディアは一人の頭からしか生まれない」という仮説を持っている。彼は頭の中で無数の組み合わせを試し、そこから「ジャンプ」を見出している。頭の中で組み合わせを試す。日常何気ないところからヒントをえる。これは時間がかかるプロセスであり、会議室で
「さあ、ブレストをしましょう」
ででてくるものではない。
――作品を作るときに一番大事にしていることは何ですか?
佐藤:先ほど言ったように、本当の答えっていうのは、そこまで行く道がない、橋がないんですよ。頭のいい人は「こうだからこう、こうだからこうで済むじゃないか」という風に、通り一遍の解決っていうのは、今の世の中にいくつかあると思うんですね。
ところがそれはそんなに解決になっていない場合が多くて、表現の場合はそれは一言で「つまらない」とか言われてしまって、おしまいになることがあるんですね、一生懸命作っても。
引用元:新しいものは"つくり方"から生まれる--「ピタゴラスイッチ」生みの親・佐藤雅彦氏インタビュー | ログミー[o_O]
前にデンソーの子会社で働いた時のこと。デンソー社内の人向けに展示会をやった。「これはなぜ必要なのですか?」と問われ「必要だからです」と答えた。すると相手は顔を見合わせ
「それでは通りません。必要性を合理的に説明できないと」
とさも自分が「正しさ」の番人であるかのように言った。実際それはデンソーの正しさではあるに違いなかった。彼らは「合理的に退屈な製品を作る」ことで利益を上げている企業であるから。つまり彼らは「通り一遍の解決」を行うエキスパートなのである。それはそれで素晴らしいことだが、私が聞きたいのはそんなことではない。
いくら理屈が通っていようとつまらんものはつまらん。面白いものは面白い。それをいう勇気がなければゴミが量産されるだけ。
ですから、子どもたちにはそこを体験させたいですね。間違ってもうわべだけ、あるいは人との関係だけで成立するような人間にはなってほしくなくて。だからズバッと、本当におもしろい番組とか表現をやりたいな、と思っているんです。
引用元:新しいものは"つくり方"から生まれる--「ピタゴラスイッチ」生みの親・佐藤雅彦氏インタビュー | ログミー[o_O]
ここのところはかつて佐藤氏が所属した慶応SFCへの皮肉とも受け取れる。うわべだけ取り繕うAO入試を突破すれば入学できる!
などと自分が関係のない大学についてあれこれ言っている場合ではない。調べてみれば佐藤氏は60歳。しかしインタビュー映像を見る限りどう考えても私より年上には見えない。そう、他人のことをあれこれ言っている場合ではないのだ。
2014-12-24 07:09
今から思えば、日本の家電メーカーがこの世の春を謳歌したのは、1980年代からの10年あまりの短い期間であった。私はたまたまその時期に若者だったので
「日本の家電すごい!」
というのが頭のどこかに刷り込まれている。しかし最近の若い人はそういうこと自体考えもしないのだろうな。
あまりにかわいそうなので、もう悪口は言わない、と決意したSONYだが、こんなネタを投下されては何か書かずにはいられない。
――ソニーモバイルとして、どのように収益性を上げ、差別化していくのでしょう。
十時氏
ポートフォリオを見直し、1モデル辺りの販売数を上げ、効率も上げていきます。ハードとソフトの両方で、開発の効率性を上げることで、プロフィットレベルも上げていきます。また、全体的に構造改革の余地もあります。
差異化については、もう1回ソニーのR&Dと深く連携し、新しい技術を入れることを丁寧にやっていきたいと思います。スマートフォンに求められるフィーチャーは、たとえばバッテリーであったり、キレイなスクリーンであったりします。今は音やカメラの性能も求められていますが、ほかの会社より、少しでも早くそれらの新しいものを提案していきたいと思っています。
引用元:[ソニーモバイル十時新社長に聞く] 国内外の状況、これからのラインアップ、ウェアラブルへの考え - ケータイ Watch
ソニーの携帯電話事業は、新たな柱の一つと目されていたが大赤字。役員をクビにして後釜に座ったのが、この人なんだそうな。
多分有能な人なのだと思う。しかしこの受け答えを聞く限り
「ソニーの携帯はもうダメだ」
という以外の感想を持ち得ない。やたらと英単語が混ざっているから、きっと英語がペラペラしゃべれる人なんだろう。しかし何も言っていない。このインタビュー全般に渡って「状況の解説」はしているが「こうします」とは何も言っていない。いや、見事だ。
――今回の戦略を見直すタイミングについて、決断が遅いという指摘もありますが、十時さん自身はどう思っているのかをお聞かせください。
十時氏
なかなか難しいですが、too late(遅すぎる)というわけではないと思っています。何しろ変化の激しい業界で、あのサムスンですら、春先にGALAXY S5の不振がちょっとだけ見えて、サードクォーター(第3四半期)に利益率が8%にドロップしました。変化が3Qに一気に起こったということですね。あれだけスピード感がある会社でも、アジャストできませんでした。もちろん、そこからのスピードは素晴らしいものがありますが、そういう業界だと思って、予兆を察知し、それをいち早く戦略に反映させていくことが必要になります。
引用元:[ソニーモバイル十時新社長に聞く] 国内外の状況、これからのラインアップ、ウェアラブルへの考え - ケータイ Watch
そして同じく青息吐息のシャープである。
社長内定後まだ就任前の高橋に取材した時、それを伝えたら、わかっていた。「『ざまあみろ、いい気味だ』といった声が、昨年からぽつぽつと耳に入ります。知り合いの人が『高橋さんだから言うけど』と、悪い評判を教えてくれます」
技術担当の代表取締役副社長執行役員である水嶋繁光はこう語る。「力の弱かった頃のシャープは、外から新しい技術を持ちこまれると『ぜひ、うちも一緒にやらせて下さい』と積極的に対応したものです。大きくなると、『これには、こんな問題があるのじゃないか。それを解決してから持って来てよ』と注文を付けるようになった。相手はシャープと共同で解決したくて持ちかけているのに、そんなことを言われたら、2度と持って来ませんよ」。
引用元:シャープ夜郎自大の評を払拭できるか (2ページ目):日経ビジネスオンライン
こう考えると、今この世の春を謳歌しているトヨタ様たちの「春」はいつまで続くのだろう。私の目が黒いうちにそうした没落が見られるかどうかわからないが、堰を切ったように「トヨタの夜郎自大ぶり」が語られることだけは間違い無いだろう。
栄枯盛衰世の習いとは言葉で多くの人が知っていることである。しかし実感するためには、このように現場を目撃しなければならない。
最後にすっかり「投資会社」となったソフトバンクである。おそらく彼らの没落もそう遠い先のことではないだろう。彼らが買収を狙いはたせなかったT-MobileのCEOがこんなビデオを出した。孫氏もこういうビデオを未だ国内でだせるくらいだったら、「挑戦者であり続けるソフトバンク」でいられたかもしれない。しかし今や彼らは「国内で消費者のメリットを追求し続ける」姿勢をすて「国内で海外投資用の資金を調達する」存在であることを明らかにしてしまった。これから国内はゆるやかな減少カーブをたどるのではないかな。
VIDEO
2014-12-22 06:50
である。というわけで、普段ネガティブ思考に染まっている当ブログも少し前向きなことを書こう。
先週ものすごい寒さの中出張したせいかどうかしらないが、週末体調が悪かった。しかし家事(自分で行うものと命令されたもの)は遠慮なく降ってくる。週明けの仕事も憂鬱だ。そもそも労働環境の悪さは,,
そんなことを考えながらうつらうつらし、夕方になるとご飯を作り子供達と一緒に食べる。上の子供はハリーポッターと年末に行こうとしているUniversal Studio Japanについて調べるのに余念がない。穴場のトイレの場所とか、誰が誰とどうした(ハリーポッターの物語の中で)という話を延々繰り返している。
そんな日をどこか心穏やかに過ごしたのは、先週この文章を読んだからかもしれない。
わたしは先進国に生まれる宝くじに当選しただけで終わってしまうのだろうか。そう考えるとまあいいやという気もするが。
引用元:「宝くじを買う人は愚か者」説の真偽を確かめ、ついに最終結論を得た - ココロ社
NBC Night Lineでいつか聞いた。確か東欧かどこかの国でひどい環境に置かれて暮らしている人たちの様子が報道された、と。それを見た人からの投書。
「私は50台のブルーカラーの労働者だ。先日の特集を見ていて涙がでてきた。そして私はこの人たちが夢に見ているものを全て持っていることに気がついた」
もう一つ思い出したのはこの文章。
ゆうべ、サンタの飾りつけをチェックしながら、ふとある思いが心をよぎった。いまから10年後、大学の冬休みに息子が帰ってくるのを心待ちしている自分がいる。でも戻った息子は友人と出かけて過ごしたいと思う。そんな未来の自分は、昔の一日を取り戻せるならいくら払ってもいいと考えるだろうか。息子がまだ8歳で、映画を見たり、ゲームをしたり、私とレゴキットを作ったり、まだ魔法を信じている、そんな一日に戻るために・・・
Late last night, inspecting Santa’s handiwork, a simple thought occurred to me. A decade or so from now, when, say, I’m waiting for my son to come home from college for his winter break, and, when he does, he wants to spend his time going out with his friends — how much will I be willing to pay then to be able to go back in time, for one day, to now, when he’s eight years old, he wants to go to movies and play games and build Lego kits with me, and he believes in magic?
自分の家族がいま現在やっていることで満たされた一日 — その一日のためならいくら払っていいと考えるだろうか? どれくらい? — 持てるものすべてを払ってでも。
How much then, for one day with what my family has right now? How much? Everything.
今日自分は世界でいちばん幸せな人間だと思う。アナタもそうであってほしい・・・
The truth is, I’m the luckiest person in the world today. I hope you are too.
引用元:クリスマスの思い・・・ | maclalala2
今日と明日は同じではない。子供もいつのまにか大きくなり、自分の足で歩み出す。きっとその時「USJの穴場トイレ」についてうんざりするほど聞かされたことを懐かしく、そしてかけがえのないものだったと思い出すのだ。
昨日は別のことも頭に浮かんだ。私の母方の祖父は私は小学生の時がんで亡くなった。今私はその年齢に近づきつつあるのだろう。最後に祖父をお見舞いにいったとき、祖父は私の手を握ってじっと私を見つめていた。あの時祖父の顔に浮かんでいた表情の意味を少し考えたりした。
などと感傷に浸っているだけではよろしくない。生まれながらの宝くじに当たった人間には義務が生じるように考えている。にこにこともう少しがんばろう。
2014-12-16 07:36
考えてみれば、金を稼ごうと思えば顧客と付き合わなくてはならない。(その顧客が「上司」と呼ばれていてもだ)そして多くの場合顧客を選ぶことはできない。
だからこの経験は「例外」として読み捨てるべきなのだと思う。そう理性は命じるのだが、同感するのは確かである。
「コンサルティングの仕事をしていたとき、ある考えにとりつかれました。一生懸命仕事をしていたのですが、『何故自分はクライアントのために仕事をするのだろうか? これはいちクライアントにすぎず、自分はこのクライアントが好きになれない。仕事がしにくいのではなく、どうしようもない彼らの価値観にガマンできないのだ』と。彼らに調子を合わせて、責任を — 名誉ある責任をです — 放棄しているように感じました。ところが一方、アップルは大好きになったのです。それが 1992 年に私に起きたことでした。」
引用元:マックに出会ってアップルで働くようになったきっかけ:Jony Ive | maclalala2
先日ある友達が言っていた。
「自分が仕事で手がけているソフトウェアが”こんなものなんの役に立つんだ”と考えてしまう」
そう考えないほうが仕事の口はたくさん見つかる。それは確かだ。Jony IveもAppleと出会わなければ、「腕はいいが文句ばかり言っているデザイナー」として一生を終えていたかもしれない。
受託開発をやっていると、一番大事なのは「検収印を押してもらうこと」になることが多い。少なくとも私はそうだ。しかしそうやっていると自分の一部がだんだん窒息し始める。これも否定しがたい。
2014-12-15 07:05
姪が小さいころ「カーナビ」と発音できず「かわなび」といっていたのだそうな。そんな彼女も来年春大学(6年生である)を卒業する。
さて、携帯電話は2007年を境にすっかり機能や形が変わった。ところが車載情報機器はまだ「かわなび」のままらしい。
新しいプラットフォームのメリットは即座に感じられた。Sync 3は遅れなしにきびきびと反応する。UIはわかりやすくデザインはスマートだ。メニュー、画面切り替えも直感的に素早くできる。
Nairによれば、Fordの開発チームは最新のスマートフォンとタブレットをユーザー体験の目標としたという。そこでピンチによるズーム、スムーズなスクロール、画面の下部に常に表示されるメニューバーなどが実装された。
引用元:フォードの新車載IT、Sync 3はすぐれもの―OSはMicrosoft AutoからBlackberry QNXに乗り換え - TechCrunch
その「すぐれもの」のSync3がどのようなものか。動画を見てみよう。
VIDEO
これが「すぐれもの」だとしたら、Sync,Sync2がどのようなひどいできのものだったか想像できるというものである。
この車載情報機器の異常な「別の世界感」はいったいなんなんだろう。例えばソニーがこんな20世紀的UIをもった「スマホ」を発売すれば酷評されるだろう、というか冗談のネタとして大受けになるに違いない。
しかしFordは大真面目にこれを製品として出荷するつもりなのである。
彼らが「自分たちが作っているものは、誰もが持っているスマホと比較して商品力が0だ」という明白な事実を認識できるようになるまでこうした
「画期的な車載情報端末」
の開発は続けられるだろう。というかなぜこんなことがおこるんだろうね。今見てみたら、トヨタ様の最上位かわなびは「定価28万円 」とのこと。確かにTVみれたり、DVDみれたり、トンネルの中でも使えたりは便利。でもさあ、10インチの無線付きiPad Air2が7万円以下で買えるんだよ?
2014-12-12 06:48
というかそろそろその意味について考えてもいいと思うのだ。今こうしている間にも日本全国でどれだけの「ハッカソン」が行われているか知らない。先日もこんな記事を見た。
「り・こ・ん! り・こ・ん!」会場に鳴り響く、大・離婚コール。11月15日、16日に東京・台場のコワーキングスペース「MONO」で開催した「TechCrunch Hackathon Tokyo 2014」での一コマだ。ハッカソンのテーマは「○○の再開発」。24時間の耐久ハックを終えてできたのは、議事録やクラウドファンディングを再定義する実用的なプロダクトから、暗くて面倒な離婚をカジュアル化するというサービスまで。
引用元:議事録から離婚まで、TechCrunchハッカソンで生まれた「○○の再開発」 - TechCrunch
私は非社会的な人間なので、
「”自分の”アイディアを元に他人と議論することで、洗練されたり、磨き上げたりする」
のは好きだが
「他人と協力してアイディアを作り上げる」
などということはそもそも考えたこともない。以前百式主催のブロガーイベントに何度か参加した。その際も考えたことだが、数人でグループを作ってアイディアをまとめろ、と言われる。その途端私は自分のアイディアを引っ込め
「うん。それいいですね。それまとめましょう」
という。他の人間がどう思おうと、私は自分のアイディアが一番だと思っている。だから書いたのだ。それを平均を取ったり、多数決を取るなど愚の骨頂。結果として表にでてくるのは面白くない(一発芸的なノリを除けばだが)ものばかりだ。
前掲の記事を読んでも結局
「あー、寝てないから辛いわー。寝てないけどがんばる自分が大好きだわー」
といったノリしか感じられない。そうした徹夜の達成感で
「り・こ・ん! り・こ・ん!」
とか騒いだりするんだろうけど、結局あまた存在するハッカソンから何か有益なプロダクトとか生まれたことあるの?結局全体写真とっておしまいなんじゃないの?
であればハッカソンってなんの意味があるのだろう。人と人とを結びつけるきっかけにはなるかもしれない。他には何かありますか?
2014-12-11 07:30
今日のは実話である。(ここに書いていることはいつもそうか)
2010年購入のMac Book Airを使っている。当時はお金があったので256GByteのSSDつきのものを買った。いつか読んだ言葉だが
「世の中には2種類の人間がいる。パソコンの記憶容量が足りないと悩んでいる人と、パソコンを使わない人だ」
というのが真理であり、いつのまにか残り容量が10GBを切る日が訪れた。
歴代のあれやこれやを全てメインのPCにおくのが私の主義だが、そうも言っていられない。あれをバックアップし、これをサーバーに移し、となんとかやりくりしてきた。幸いMacBookAirにはカードスロットがあるのでそこに128GByteのカードを追加し避難先に使うということまでやった。加えて開発用のXCode関連ファイルをそちらにうつし先日久しぶりに
「空容量:20GByte」
という文字を見、これでしばらく大丈夫だろうと思ったのである。ところが
先日使っていたところ「ハードディスクの残り容量はほとんど0です」(うろ覚え)といった恐ろしいメッセージがでた。おかしい。先日あんなに残りがあったはずなのに、と思う。しかしとにかくどうにかしなくてはならない。緊急事態なのでXCodeを消してしまう。これだけで数GByte空くはず。ゴミ箱を空にし空容量を確認。ほっと一息つく。そしてディスク容量の可視化ソフトDisk Inventory Xを使って容量を確認し始める。
ところがまたもや「残り容量0」の表示がでる。何かがおかしい。また何かファイルを消す。しばらく表示を見ていると、毎秒数十MBの速度で空容量が減っていく。ついには空きが0になりファイルが一切書き込めなくなった。
今までハードディスクのトラブルにみまわれたことは何度もある。いきなり「認識できません」といわれ青ざめたこともあり、ある意味心の準備はできている。しかしこの「増大し続ける容量」には正直いって恐怖を感じた。まるで密室に閉じ込められだんだん水位が上がっていくかのような恐怖だ。
きっと何かおかしなプロセスが走っているにちがいない。そう思い他のユーザでログインするが状況は変わらない。セーフモードで起動する(細かいことは知らないが、余計なことをしないで起動するらしい)が結果は変わらない。電源断、再起動もダメ。そのうちとうとうシステムが起動しなくなった。
と書いていて、これは本家サイトの方に書く内容だなと思い始めたので、とりあえずここまで。続きはいつか本家の方に書くだろう。
2014-12-08 07:03
面白いことだが、企業にはそれぞれのDNAというものがある。前に何かで書いたが、脳の障害により感情が抑圧された人は
「こういうこともできる。こういうこともできる」
と合理的な推論を重ねるばかりで、決断できず、結局何も行動できないという。つまり結局のところ企業がどちらに決断するかは「感情」と「その企業の常識」によるのだ。
先日こんな記事を読んだ。
ニューデリーで滞在したホテルの従業員に、自分はサンフランシスコ・ベイエリアから来た、と言ったところ、従業員は「おお、世界の中心ですね」と答えた。どうしてそう思うのか、と尋ねると、「世界の中心とは、新しいアイデアに反対しない場所のことだから」と言った。
引用元:「新しいアイデアに反対しない」: 七左衛門のメモ帳
ベイ・エリアは企業ではないが「新しいアイディアに反対しない」ことがDNAに刻まれているのは間違い無いだろう。その対極にあるのが、日本の大企業である。彼らと彼女たちは(上から命令されたことは除き)新しいこと、前例のないことにはなんでも反対する。これは彼らのDNAに深く刻まれているのだと思う。
でもってこの記事。
FacebookやGoogleといった企業は、創業から時間が経っても、絶えずイノベーションを起こし続けています。大企業による新規事業立ち上げのためのスキルは、まだまだ未開拓な分野なんです。
引用元:「大企業にイノベーションは起こせない」は間違い (3ページ目):日経ビジネスオンライン
コンサルタントファームとしては資金力の豊かな大企業から仕事をもらわねばならぬ。であれば、間違っても
「大企業にイノベーションなんて無理無理」
ということはできない。「まだ未開拓な分野です。だからあなたにもできます!仕事ください!」というわけ。
しかし問題は大企業というだけでFacebook,Googleとたとえばシャープ、パナソニックを十把一絡げにしてしまっている点だ。
連続的に破壊的イノベーションを起こしたソニーの秘密は、盛田氏とその側近という限られた人材にあった。それはおそらくソニーのDNAとは反するものだったのだ。彼らが去った後ソニーは「並以下」の企業になった。ここらへんの力学に関する興味はつきない。Facebook,Googleが大企業になってもイノベーションを起こし続けることができ、ソニーにできなかったのはなぜなんだろうね。創業者がまだ生きているからか?ではAppleはどうなるのだろう。
2014-12-05 07:15
あるいはこう言い換えてもいいかもしれない。Your company is what your company designs.クソみたいなデザインの製品ばかり作っている会社はクソなのだ。
「それだけでなくもっと大切なことを発見しました。自分の前に置かれたモノを通じて、それを作ったひとのことをはっきり感じることができたのです。彼らの持つ価値観、彼らを夢中にさせるもの、彼らが大切にしたもの、それを作った理由などを感じることができました。疑似体験を通じたコミュニケーション(vicarious communication)です。全然知らないこの会社を実にはっきりと感じることができました。これまでそんなことは一度もありませんでした。」
引用元:マックに出会ってアップルで働くようになったきっかけ:Jony Ive | maclalala2
これは恐ろしいことである。あなたの会社のサイトがごちゃごちゃして見にくく、ユーザを惑わせるように作っているとすれば、それはあなたの会社がそういう状態にあることを意味する。
こういう恐ろしいことを考えるとうっかり自作アプリのリリースなどできないような気がしてくる。
ある講演の受け売りだが、このiPhoneトップセールスにならんでいるアイコンを見よう。かわいいキャラクター、とにかく目立つ絵をつかって
「ダウンロードさせよう!金を使わせよう!」
という意図がありありと読み取れる。これらをリリースしている会社はそういう会社だ、と考えることができる。
そう考えながら横目でAKBなにがしのステージを見る。彼女たちの表情、衣装、歌、それに踊りから受ける印象は、この「iPhoneアプリトップセールス」一覧からうける印象と全く同じだ。AKBが売れているのと同様に、これらのアプリは「トップセールス」になる。こういう会社では
「トップセールス!しかも売り上げすごい!」
と言える人が働くとよいと思う。
2014-12-04 07:02
というわけで私もよい年である。最近黒田官兵衛を見ているから戦国時代の武将の没年をよく見るのだが、当時だったらとっくに死んでいるころだ。
年をとるごとに体力は衰え、目はかすみ、長距離の出張がこたえるようになってきた。いかんともしがたい。しかし良いことも少しある。
10代の内にとか,20代の内にとか,30代の内にとか何かの切れ目に対する言い知れぬ焦りってのはあるよなぁ.SNSで凄い人,成功事例,幸せな話ばかりが見えてくるようになったから余計にね
引用元:Satoshi NakamuraさんはTwitterを使っています:
私自身はこういう「焦り」をぼんやり思い出すだけだ。そして今なら自信を持って言えるのだが、こういう⚪︎⚪︎代のうちにというのは全部Fake。嘘偽りのデタラメである。ちなみに生物学的なやつは別だよ。出産とか子作りとかね。
もっと言えば⚪︎⚪︎代とか⚪︎⚪︎世代とか真顔でいう人間は、少なくともそういうことを言っている間は相手にする必要がない。なぜなら馬鹿だから。私が言っても説得力がないと思うので、例をあげよう。
1920年代の終わりから1930年代の初めまで、アイゼンハワーの軍歴は停滞した。階級も16年間、少佐のままであった。
(中略)
以降、マッカーサーはアイゼンハワーの細かい失敗を指摘しつづけ、嫌になったアイゼンハワーが転任希望を出してもそれを握りつぶし続けた[3]。その後、1936年に、ようやく中佐に昇進した。
引用元:ドワイト・D・アイゼンハワー - Wikipedia
第2次大戦で、欧州の連合軍最高司令官を務め、大統領にもなったアイゼンハワーである。彼が生まれたのは1890年だから、少佐から中佐になったのが46歳の時。現在の基準でいってもどう考えても「⚪︎⚪︎代のうちに」に該当するとは思えない。
人間には個人で頑張ってなんとかなることと、それではなんともならないことがある。ところが社会的な評価とか地位というのは恐ろしいほど後者に属する。神様がふるランダムなサイコロで結果はどうとでも変わる。ちなみに16年少佐をやったアイゼンハワーは中佐になった4年後には大将になっている。彼自身その間に大きく変化したということはあるまい。(地位に相応しい成長を遂げたとどこかで読んだことがあるが)つまり「うだつの上がらない万年少佐」も「欧州連合国最高司令官」もサイコロの目ひとつで決まる話なのだ。
とにかくここで四年間、四年間で何かしないと、何かしないと就職に間に合わない、大学院進学に間に合わない、十代のうちに何か大きな事を成し遂げなければならない。
引用元:僕はもうプログラミングしなくていいんだ
間に合わない間に合わない、と言い続けるのは詐欺師だけだ。⚪︎⚪︎代のうちになんていい続けている人間はおそらく本を売ったり講演料が欲しいのだと思う。世の中には成功話が溢れており、それらはいずれもカッコしい殺し屋のサメだったり海中を弾丸のように泳ぐマグロだったり、するどい槍をもつカジキだったりする。
それらが気になる時はこの生物を思い出すと良い。
タツノオトシゴ属 Hippocampus
ポットベリード・シーホース
Hippocampus abdominalis
引用元:タツノオトシゴ - Wikipedia
いつも水族館に行くたびに思うのだ。果てしない進化の果てがこれか。適者生存の原則に従ってこいつは生き残ったわけだが、一体何がこいつに負けたのだ。そこらに尻尾でつかまってぴろぴろしているこいつが進化の果てにある姿だとすれば、サメでもマグロでもクジラでもカジキでもない私が大きな顔をして生きていてもいいではないか、と。
2014-12-03 07:18
Star Wars Episode 1を見たときの失望感は今でも覚えている。「へ?これだけ?」とあっけにとられた。
惰性というかお約束なので、Episode2,3も見たが内容はほとんど頭にのこっちゃいない。ダースモールっていったいなんだったんだろうね。
ジョージルーカスも老いたか、と思ったが彼はまだ「自ら身を引く」だけの理性は持っていたようだ。残る3部作のうち7が作られるという。私にとっては「当たり外れのある監督」であるJJエイブラムスが監督。Super 8はエルファニング以外だめだったが、Star Trekはよかったからどうだろう、と思っていたところ予告編が公開された。
一見してルーカスとのあまりの差異に驚いた。でてくる要素はおなじみのものなのに画面から伝わる緊張感が全く異なる。このコミックと全く同意見だ。
引用元:The joy of tech
この二人の監督の差異は、いかに示す「もしルーカスが作っていたらどうなっていたか」というパロディビデオをみるとはっきりする。
まず冒頭のシーン。エイブラムス版では何もない砂漠が映し出されこちらは自然と「きっと砂漠に何かがあるのだ」と思い緊張する。画面中央を注視していると、いきなり思いもしなかった近距離の下方から人物が現れる。
ところが「ルーカス版」では砂漠に関係のないいろいろなキャラクターがのんびり歩いている。実際Episode1-3はこういうシーンの連続だった。ルーカス及びCG制作会社は儲かったと思うが緊張感のかけらもない。
そう考えるとエイブラムスは画面に映し出す要素を徹底的に削除し、カメラの位置と方向を大胆に設定することにより平板なルーカスの映画から決別していることがわかる。
こういうのは映画に詳しい人には常識なのかもしれないが、対比によりEpisode1-3の退屈さが納得できとても面白かった。
というわけであれですよ。プレゼンとかアプリのUIにも同じ考えが適用できるのではなかろうか。平板に「あったほうがよい要素」をならべちゃだめなんですよ。要素を削除し
「必要なのはこれだ」
と言い切る勇気をもたないと。
2014-12-02 06:56
以前勤めた会社で最初に担当したのがMVNEの仕事だった。その会社は端末と回線を借りていろいろな会社に自分たちのブランドで携帯電話をだすことを助ける事業を試みていた。
不幸にして、当時はまだガラケーの時代だった。富士通に行けば
「スマホは話題になっているだけで、シェアなんか全然ありませんよ」
と担当者が胸をはっていた時代だ。しかしエンジニア的観点からしてガラケー上アプリの制約の多さには悩まされた。画面の一部を使って動画を表示することすらできない。結局我々はプロジェクトの途中で仕事を失った。
その会社はしばらくして「タイガース携帯」「ジャイアンツ携帯」などを出した。彼らが構想として使っていた画面に一部話我々の提案の面影が見えたのは懐かしい思い出である。そう考えれば、当時はまだ「野球ファン向けの携帯」が商売になると思われていたのだな。これも今から考えれば意外だ。
それから6年あまりで構図は激変した。誰もガラケーなど目もくれない。未だに主流は3大キャリアだが、MVNOへの参入が後を絶たない。
時事ドットコムによると、日本郵便が格安スマートフォン事業(MVNO)に参入する計画なんだそうです。予定時期は2015年度中。来年には郵便局でスマートフォンの契約を申し込む姿が見られるかもしれません。
引用元:郵便局がまさかの格安スマホ市場に参入? : ギズモード・ジャパン
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は12月1日、モバイルブランド「TSUTAYA mobile」を立ち上げ、2015年秋から全国のTSUTAYA店舗でオリジナルスマートフォンを販売することを発表した。端末や料金の詳細は今後発表するとしている。これにあわせて、新会社CCCモバイルを設立した。
引用元:CCCがモバイル事業に参入--TSUTAYA店舗で独自スマホを2015年秋に発売へ - CNET Japan
これだけいろいろなところが参入するのはどうしてだろう。3大キャリアの使用量が高止まりどころかどんどん上がっていくことから、「パック旅行ではなく、フリー旅行」を選ぶ人がこれから増えるといろいろな会社が判断しているのだろうか。あるいは名前がでてこないMVNEが存在しているのだろうか。
おそらく今の「常識」として、タイガース携帯のような形より、スマホ、回線をセットで安く提供すれば十分に元が取れるということになっているのだと思う。逆に言えばそれだけ3大キャリアが利益を貪っているということにもなる。
などと考えると、やはり「携帯電話会社Apple」を夢想したりもする。Appleはデバイスの会社。デバイスを使いやすくする上での最大の障害はキャリアだ。それを彼ら自身が面倒を見る。そして現在キャリアと呼ばれている会社は土管屋となり、、、ってこれは前にも書いたな。
携帯電話会社Appleと中小のMVNOがAndroidで残りのシェアを奪い合う姿。そんなことは考えられないというのは簡単だが、2007年からたった7年でこれだけの変化があったのだ。これから5年で何が起こっても不思議ではない。ああおもしろい。
2014-12-01 07:15
今年の初めに私はこんなことを書いた。
もし家電メーカーに本当に実力があるならば、誰もが参加できるKickstarterに「社内で検討され、厳選された」提案を出して「素人」を簡単に蹴散らすことができるはずだ。いわば「プロの格闘家」なのだから、素人とStreetで喧嘩して負けるわけがないよね。
引用元:ごんざれふ
でもって昨日こんなニュースが飛び込んできた。
それは、Sonyという日本の大手電子製品企業のプロジェクトとしては、今日(米国時間11/28)発表されたばかりだが、実は数か月前からクラウドファンディングのサイトに登場していた。FES Watchと呼ばれるその製品は盤面とバンドがeペーパーによる一体成型で、最初は消費者の率直な反応を見るためにその超有名なブランドをあえて隠して登場した。
引用元:Sonyの社内起業第一弾“eペーパーウォッチ”は社名を隠してクラウドファンディングに成功 - TechCrunch
今や消滅に向かって一直線のソニーだが、まだ社内にはこういう人材がそろっていたか!すごいぞ!と言いたいところだが...
ビデオをみると、たしかにクラウドファンディングに成功するだけのアピール度が存在するように思う。(もちろん実際に製品がでてきたときにどうなるかは神とソニーのみぞ知るところだが)
しかし
過去にソニーがネットでやらかした数々の失敗を思いだすとき「これも結局仕込みなのでは?」という疑念が頭をさらない。いや、もちろんなんの根拠もなく言っているよ。
「ソニーマーケティング(株)より製品の貸与は行いましたが、ブログ内の体験レポート記事はあくまで"各モニター個人の体験"に基づくもので、pinkyさんの体験によるコメントに、ソニー側からのコントロールや「ヤラセ」を行った事実はございません。
しかし残念ながら、pinkyさんのコメントや画像が一部の方々に誤解を与え、それに対する様々な憶測のコメント、議論が急拡大する結果となりました。最終的には、当初の企画趣旨とは全く異なる方向へと発展したため、企画しましたソニーマーケティング(株)の判断で、「ウォークマン体験記」は終了させていただいた次第です。」
引用元:ソニーマーケティング:「プロモ」でしたが「ヤラセ」ではありません - Engadget Japanese
日付をみれば、もう9年も前の出来事か。。とはいえ9年間で「をを、Sonyは新しくなった!」と思わせるような出来事があったかと言われれば「はあ」と答える。これが「企業として信用を失うこと」なのだな。
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いや厭世的になってはいけない。私にとってNTTの3文字はトヨタの3文字とほぼ同等だが、では彼らの全てがゴミかといえば、そうではない。この動画は率直に気に入った。
この動画が他ならぬDocomoからでてきたということには驚いた。私は会社から
「こんなキャンペーン始めました。ぜひFB、Twitterで拡散に協力お願いします」
といわれても、それだけでは決して「拡散に協力」しない人間だが、これくらい面白いものを作れば、他社(それどころか嫌いなグループ)であっても喜んで拡散するだよ。あたりまえだけど、「社員だから拡散」じゃなくて「誰もが思わず広めてしまう」ものを作んなくちゃ、って私は誰に言っているのでしょう。