2019-11-29 07:31
転職活動をするたびに「世の中にはいろいろな世界がある」ということを思い知らされる。びっくりするくらい価値観が異なり、いうことも様々だ。
したがって問題は「自分はどこにいるべきか」ということになる。先日見つけた漫画。
引用元:【ひとゴマ】11/13「努力」
自分に合った場所はどこかを見つめるために旅に出たりすると多くの場合迷子になる。ごくまれにそれが自分に適した場所、という人もいるが。
そして困ったことにこの「自分の力を自然に発揮できる場所」というのは頭ではわからない。
この生き方を実行する過程で発見したのは、頭脳は大して役には立たないということでした。本当にすべきことか、しなくてもいいことかは、身体が決めてくれます。どうしてその決断をしたのか、それが今後の人生にどうつながっていくのかを頭で考えるのは、身体が決めた後です。
引用元:人生の目的は見つけるものじゃない。いま、やるべきことにベストを尽くすだけ──ティール組織 著者の天職との出会い方 | サイボウズ式
というわけで、実際にその場に身を置いて、体がどう反応するか見るしかないわけだ。これは困った。
最近ようやく知ったのだが、私は気が進まない仕事をしているときと、自分が作ったものを他人にうきうき説明している時の様子がとっても違うらしい。だから周りにはバレバレなのかもしれない。
2019-11-28 07:36
遅まきながらこんな報道が
政府は、国内で販売される新車に衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)の取り付けを義務づける方針を固めた。歩行者に反応する自動ブレーキなど、国際基準を満たす性能を求める。新型の乗用車は早ければ2021年度から、既存の車種はその数年後から義務づける方向で調整している。
引用元:自動ブレーキ、新型車で義務化 21年度にも 政府方針(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
ここがアメリカなら
「政府は既存の自動車が欠陥商品であることを承知しながら販売を禁止しなかった」
といって訴訟を起こせるのだろうか。
既存の車種に対する規制がどのようなものになるかはわからない。しかしそろそろ実家の車を買い替えねばならんとも思う。自動ブレーキ付きでないと怖く感じるようになってきたのだ。年に数度しかのらない車ではあるのだが。
2019-11-27 07:42
我々の多くは住む家を必要としている。それゆえ不動産というのは多くの人に関係があるのだが、その実態はよくわからない。
不動産をITを使ってどうのこうの、という企業は多いのだがそれがあまりにもてはやされていると、少し警戒心を持って眺めるべきではないか、という事例がでてきている。いや、ついこないだまで不動産+ITの企業と雇用契約を結んでいた身であるが、前の異形はそこはそれなりに気を使っていた。私がいた8年の間に役員が2人懲戒解雇、、いやそれは健全性の証でもあろう。
ソフトバンクグループの幹部はシェアオフィス事業を手掛ける米ウィーワークへの支援パッケージの一環として行う30億ドル(約3260億円)の株式公開買い付け(TOB) について、規模縮小の方法を検討している。
引用元:ソフバンクG幹部、ウィーワークTOBの規模縮小を協議-関係者 - Bloomberg
というわけで、ついこないまで「ITでもって入居者のコミュニティを作ってどうのこうの」ともてはやされていたシェアオフィス業のWeWorkである。ひくにひけない闘いに突入したソフトバンクがあれこれやっているのだそうな。
日本ではこれまたIOTがどうのこうのといっていたが実態はあれこれ偽装で儲けていたTATERUがこんなことを言っている。
TATERUは、アパートプラットフォーム事業などを展開する不動産会社。投資向けアパート販売などを主力事業にしており、会社員などに副業としてアパート経営を勧めていた。しかし、2018年に従業員が顧客から提供を受けた預金残高データを改ざんし、実際より多く見せて西京銀行に提出し、融資審査を通りやすくしていたとする不正融資が発覚。
(中略)
鍵を受け渡す手間を省くスマートロックやタブレットを使ったチェックインなど、ICTを活用した運用が特徴で、IoT機器の開発、運営はTATERUのITエンジニアが担当。「土地や仕入れ、企画開発、運営などは不動産ノウハウを投入している」(古木氏)ことが強みだ。
引用元:TATERU、歩合制廃止、顧客は国内外富裕層にシフト--体制新たに新経営方針を発表 - CNET Japan
まだIOTがどうのこうのと言っている。まあ私がどう言おうとこの会社の顧客がこれを信じればいいだけのことではあるが。
2019-11-26 07:36
米国で自動車事故を起こした場合、絶対にI'm sorryといってはいけないと言われた。それは危険だからだ。
逆に人間は「お詫びしても自分に危害はないよね」とわかっているときは簡単にお詫びをする。
東大の特任准教授が、まあありとあらゆる馬鹿な発言をしている。それに対するある人のお詫びがこれ。
東京大学大学院情報学環に所属する特定短時間勤務・有期雇用教職員が、SNSなどによって特定個人、あるいは特定の国やその国籍をもつ人々に対して、極めて不適切な書き込みを行った事実が判明しました。
本部局の設立から一貫して関わってきた一教員として、まずは心からお詫び申し上げます。
引用元:東大発「ヘイト書き込み」への心からのお詫び 教養の欠如、人材育成の偏りへの大反省(1/8) | JBpress(Japan Business Press)
もう一つはこれ。
当該青年は私たちの部局で、特任人事によって採用したもので、今年の4月に着任しています。その人事教授会に出席した一人として、あまりのことに言葉もありません。
一大学教員として、率直にお詫び申し上げます。
引用元:東大発「ヘイト書き込み」への心からのお詫び 教養の欠如、人材育成の偏りへの大反省(1/8) | JBpress(Japan Business Press)
愛知トリエンナーレの炎上もそうだが、私の考えでは一番罪深いのは「問題人物と知りながら登用した人間」である。愛知県の場合は大村知事。そしてこの教授は自分がその首謀者でないことを知っている。ただ教授会にでていただけだといっている。
私が知りたいのは誰がこの「特任准教授」をその地位に推したのか、ということ。とはいえこれは村社会の大学からは絶対にでてこない情報だろう。多分教授の間ではいろいろな囁き声が聞こえるだろうが。
大学に多額の寄付をさせられ、こんなのを担当教官としてアサインされた企業には同情のほかない。広報上の大損害だが、東大の教授会は前述の教授のように知らぬ存ぜぬの遺憾の意を表するだけだろう。「遺憾」には主語がない。誰が悪いともなんとも言っていない。
つまるところは、下手に東大に寄付講座なんか作るとろくなことにならない、という教訓が得られた、ということか。
2019-11-25 07:50
プレゼンの失敗ばかりがクローズアップされるが、これは本当にCrazyな製品だ。デザイナーが初期スケッチで書きそうなものがそのまま実体化している。
世の中のベンチャーやいきったお兄ちゃんが「クレイジーなものを作る」と発言することは多い。しかし実際にクレイジーなものがでてくることはない。
クレイジーというからにはこれくらいやってほしいものだ。商業的に成功するかどうかは知らないが、とにかく話題にはなる。
2019-11-22 07:31
私が人前でやった最新のプレゼン-それはもう1年も前のことだが-のタイトルはこれである。そして今日心に残った言葉。
人は、ストーリーには反論しません。説明や事実を伝えると「それを私に売ろうとしているのか」と反発されますが、よいストーリーを伝えることができれば、人はそのストーリーに反発しません。
引用元:ストーリーで伝えるブランドとあなた自身 | DHBRオリジナル記事|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
進化心理学の分野ではきっとなぜ人間がストーリーにこのように反応するのか理論があるのだろうけど、まあそれはどうでもいい。
感情とストーリー。この二つを理論とデータと組み合わせる、なんとなくそういうことを心がけて仕事に励むことにしよう。
2019-11-21 07:27
我が国には古来より「錦の御旗」が何度も登場した。最新のそれはSDGsというやつである。なんでも国連が決めた「これをやらないと持続可能社会にならないよ」という分野なのだそうな。
でもってそのバッジも存在している。大きな声では言えないがこのバッジを誇らしげにつけている人とはソリが合わない。
大きな文字で書くが、人間はこんな「大義名分」では絶対に動かない。人間は自分の欲や野望に応じて動く。これは別に恥でもなんでもない。単なる事実であり、これを無視した言動は空疎なものになる。
課題から入って思考が狭まる例 SDGsだそうです。確かにね😐 野望欲望が大事
SDGs系カンファレンスに出た方からも似たことを聞いて全員ポリティカリーコレクトで良きことソーシャルグッドなことのみを語ってるのでだんだん薄ら寒くなってきた、と。
引用元:Jun Rekimoto
人間は決してPolitically correctな存在ではないし、Social goodと唱えはするが実は自分だけが儲かればよいと思っている。
こういう「現状認識」はどのような問題に取り組むにしても基本だと思うのだが、なぜ蔑ろにされるかね。
2019-11-20 07:30
ハッカソンとかアイディアソンとかワークショップが大嫌いである。いや、仕事の上で必要だということはわかる。しかし私はそれらを心底嫌っている。
最後のワークショップだけは「新しいものを生み出す場」ではなく「合意を得る場」として意味がある。しかしハッカソンとかアイディアソンとかで何かが生まれたことがあるのだろうか?こう言っているのは私だけではない。
・企業や政府機関は、イノベーションを促進するうえで有効だと言われている活動を、好んで採用する場合が多い。ハッカソン、デザイン思考講座、イノベーション・ワークショップなどである。これが「イノベーション劇場」を生む。
この類いの活動は、たしかに組織文化を築くうえでは有効かもしれない。しかし、それにより現実の武力紛争に勝てるわけではないし、市場で販売できる新製品が生まれることもほとんどない。
引用元:「イノベーション劇場」の落とし穴を回避せよ マネジメントプロセスが弱みに変わる時 | HBR.org翻訳マネジメント記事|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
いい加減現実に目を向けるべきだと思うのだ。そんなことをして満足できるのは「何かやった」という気持ちだけ。結局何も生まれることはない。
なぜこんな単純な事実に誰も注目しないのか理解に苦しむ。それでなくても例えば「密造酒」からすばらし製品が生まれた例はいくつも記録されているというのに、なぜかそうした方式はもてはやされない。強いて言えば20%ルールくらいか。
つまるところ
ハッカソンとかアイディアソンとかいうのは「金は持ってます。歴史ももってます。何をしたらいいかわかりません」という大企業から金を搾り取るための詐欺の手法ではなかろうか。
2019-11-19 07:32
戦後日本は欧米の真似ばかりしていると言われていた。戦後すぐはMade in Japanといえば粗悪品の代名詞。それからコピー製品の代名詞になった。
その後ほんの短い時間日本が世界をリードするのではないかと幻想を抱いた時期があった。そして話はまた振り出しに戻る。
YahooとLINEが合併した。彼らの言葉を聞こう。
「日本・アジアから世界をリードするAIテックカンパニーを目指す」
引用元:ヤフー×LINE経営統合正式発表。「世界をリードするAIテックカンパニー」 - Impress Watch
そうか。YahooとLINEが連合して世界をリードするのなら安心だ(棒読み)
いや、彼らはそこまで愚かではない。現場はある程度認識している。
出澤氏は、「2社が一緒になったとしても、桁違いの差がついている。米国や中国の巨大企業に時価総額、営業利益、研究開発費、従業員数いずれでも及ばない」と現状を語っています。
引用元:【LINE・ヤフー統合会見】きっかけは米中IT巨人への危機感。ヤフーのラブコールから統合実現 - Engadget 日本版
では彼らはどうやって世界と戦おうとしているのか?日本の伝統芸に回帰する。よい製品のコピーだ。そして今や良い製品は中国から来る。
ソフトバンクの孫正義氏は、過去に「タイムマシン経営」を標榜していた。アメリカで成功したビジネスモデルを日本にいち早く持ち込むことで、そのタイムラグを最大に活かして国内で有利な立場に立つ、という戦略を採ってきたからだ。
今回はアメリカではなく「中国からのタイムマシン経営」といえる。
引用元:「スーパーアプリ」とはなにか。ヤフーとLINE経営統合の狙い【西田宗千佳のイマトミライ】-Impress Watch
そもそもYahoo-ソフトバンクの根底に革新はない。いいものをコピーするのが彼らの基本方針。というわけで、中国で成功しているモデルを日本に持ち込むのだそうな。中国がQRコードからNFCカードに移行しようとしている時日本ではQRコードをいろいろな企業が競って導入しようとしている。
まあ奈良、平安の時代を顧みれば中国は常に日本の先生だった。その図式に戻っただけだ。
2019-11-18 07:32
LINEが嫌いだ。しかし日本で生きているとそれを避けて生きるのが難しい。
でもって、それがYAHOOとくっつくことになったのだそうな。どういう図式かというと上の図式である。なんのことかさっぱりわからない。
こうやってわけのわからない図式を作り、ぽこぽこ企業を上場させたり社債を発行したりして金を集めるのは、わけのわからない契約条件を作って結局延々月八千円しぼりとる携帯電話事業に似ている気がする。
でもってこの図式だと韓国NAVERはYAHOOを傘下に収めることになる。日本最大のポータルサイトが半分韓国資本の下にはいるのだ。まあなんというか。
このままソフトバンクグループが存続するのか、あるいは急速に解体されるのかは私にはわからない。いずれにせよあまりかかわりたくないのは事実だ。Yahooの利用頻度はどんどん減らしているがまだ減らせる気がする。
2019-11-15 07:34
おかげさまで「「人工知能ってなんだか怖い!」から始める人工知能概論」は3冊売れた。本が一冊売れるたびに思うのだ。こういうことは20年早く生まれていれば絶対起こらなかっただろう、と。自分で文章を書いても、ハードディスクのどこかに埋れてそのままだっただろうな、と。
訳:あなたが人間であることを証明するため、ロボットが反乱を起こした時隠れる場所をすべて選びなさい
私の本を読んでもらえれば、AI(笑)が自分で自動的にこんなことを聞き始めることは、しばらくあり得ないと納得してもらえると思う。コンピュータのプログラムは人間が指定したフレームの範囲でしか動作できないのだ。
そしてAI(笑)として総称されることが多い機械学習では大量の学習データが必要となる。だからこうやってデータを収取する、という実に回りくどく秀逸な漫画が最初に掲載したもの。これをみて笑うのはやっぱり理系のオタクだけだろうな。
2019-11-14 07:34
世界が注目せざるを得ないアメリカの大統領選挙が来年11月に行われる。そこでどういう結果がでるかはまだ誰にもわからない。トランプ再選の可能性も不愉快なまでに大きい。
しかし考えてみると、トランプという大統領ほど憲法や法律(違反疑義)にご厄介になる大統領は前代未聞だ」
「米国民は2016年に大変な人間を大統領にしてしまったもんだ」
引用元:怒涛のごとく押し寄せる弾劾追及の動き トランプ氏が記者団の前で涙顔に - ライブドアニュース
これが民主主義というものである。トランプはすべての自分への非難を「民主党が大統領選に関連して行っていることだ」と主張するだろうし、不愉快なほど多くの米国民がそれを信じる。
これが民主主義だからしょうがない。と諦めることができる程度の悪行しかせずにトランプが退任してほしい。彼は核ミサイルのボタンを押すことができるのだ。頭のおかしな人間が核ミサイルを発射できるというのは3流SF映画にでてくるような状況だが、今の世界はそうなっている。
などと遠くを憂える前に自分が1年後にも元気でいることのほうを心配しようか。
2019-11-13 07:21
インターネット上で物をかうことがここまで一般的になるとは20年前は思いもしなかった。今や大抵のものはAmazonで検索すればでてくる。
それは画期的なのだが、依然として配送は人間が行う。マンションの敷地内を小走りに駆け抜ける制服の人をみると大変だなと思う。ではそれを無人化できるだろうか?
「公道を」「非固定路線で」「営業運行」する無人カート
自宅のポストに入れてくれるわけではなく、路上で待っていなければならないなど、利便性の点ではまだまだ改善の余地があるが、現在は仙桃市政府を中心とした行政施設への郵便配送を主体に運用されている。このような施設は、郵便物の量も多く、郵便物に対応するスタッフが常駐しているからだ。
引用元:郵便配達は無人カートで。仙桃市で、郵便配達の営業運用が始まる - 中華IT最新事情
こうした先進事例は今は中国からくる。しかしまだまだ話は長そうだ。結局最終的にポストに届けるところは機械ではなんともならない。結果として配達の10分前に電話を受け取り、道路に停車している無人運転車から荷物を受け取らなければならない。雨の日とかどうするのか。
しばらくは、というか何か画期的かつ大幅に建物も含め構造を変えないとここはクリアできないように思う。業務用なら、可能性はあるけれど。
しかしこうした現実的な取り組みにはいつも意味がある。その難しさがわかるからだ。
2019-11-12 07:29
AppleがAugmented Reality-現実世界の映像にコンピュータが作った仮想の画像を重ねること-に取り組んでいるのは秘密でもなんでもない。そのためのソフトウェアは主に開発者向けにあれこれ発表されている。
問題は
誰も成功したことtがないARという分野でAppleが果たして何をやる気なのか、ということ。VRとかARは今年こそ、と言われて早何年という状況である。しかしとうとうその状況が変わるかもしれない-4年後に。
製品のタイムテーブルは、AppleのARデバイスが来年に発売されるのでは?という予測に反し、2022年に拡張現実ヘッドセットを、2023年までに洗練されたARメガネを発売することを目指しているという内容だったそうです。
引用元:The Information:Apple、2022年に拡張現実ヘッドセットを、2023年までに洗練されたARメガネを発売することを目指す | Rumor | Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)
ヘッドセットとメガネがあるというのも理解に苦しむがようするに3−4年先のことは誰もわからない、というのが本当だろうと思う。もちろんそれを目指して開発は行われるのだが、最終的に発売されるかボツになるかの判断はまだ先だ。
果たしてAppleは「AR元年」の到来を告げることができるのか。はてまた「なかったこと」にされている製品がまた一つできるのか。それはまだ外部にいる人間には全くわからない。
2019-11-11 07:11
GAFAだなんだといいながら、少なくともこの国にはトンデモないITの常識、やり方がまかり通っている会社やら組織がたくさんある。無駄にどれだけの金が使われているのか想像するのも憂鬱なほどだ。
Webサイトは便利だが、アクセスが殺到すると見られなくなる。しかし最近ではそれを避ける、あるいはある程度緩和する方法が存在している。しかしその知恵は地方自治体には届かないようだ。
「piyokango」の名前で国の情報通信研究機構にも協力している情報セキュリティーに詳しいブロガーが、台風が接近しつつあった先月12日、東京都の災害情報を掲載するページの通信速度を計測したところ、先月12日朝早くから通信速度が急速に低下し、午前8時ごろにはほぼゼロになっていたということです。
実際に都のホームページは午後10時ごろまで、およそ14時間にわたってほとんどつながらない状態になってたということです。
引用元:台風迫るさなか 自治体HP “見られない” | NHKニュース
今年の台風が来た際、聞いたこともないような音でいきなりiPhoneが鳴り出した。警報が出たという。NHKのニュースでは「詳しい情報は自治体のホームページで」というから、アクセスしてみるとこれが見られない。何かの悪いギャグかと思った。「みんな、ホームページをみてね」と宣伝しておいて、それが実行されると見られなくなるのだ。
引用先にもあるが、自分で「落ちないホームページ」を運用できないのなら「まず落ちない」Twitterに情報を発信するのも一つの手段。いずれにせよこの状況は悪い冗談としか思えない。
あれですよ。SIerの皆さんは今こそ各自治体に「絶対落ちないホームページの構築ならお任せください」といって売りにいけば受注間違いなし、、とはならんのだろうな。多分そこかしこに信じられないような「そういう業者には発注しない」理由が存在しているのだ。考えたくもないが。
2019-11-08 07:26
iPhoneは日本で売れている。ではなぜかをしたり顔に説明する人は多いが、私が考えるに全て的外れである。
最初にiPhoneをみたときの衝撃。これは「衝撃」という言葉以外では表現のしようがない。
B紙(おっとこれは名古屋弁だった。模造紙)にポストイットでその場の思いつきをぺたぺた這っていけば偉大な製品ができると思っている人間はいないだろうか。私は少なくともそれが間違っていると確信している。
AppleがAIr Pod Proという製品をだした。私は触っていないがもっとも心に残るレビューはこれである。
You might not be able to describe what makes a product great. But you know a great product when you see it.
引用元:AirPods Pro: Easy to Love, Hard to Explain Why — Apple News Net
どうして偉大な製品なのかを説明することはできない。しかし偉大な製品は見ればわかる。
これが難しい点だ。説明はできないが見ればわかる。ではそれをどうやって作ればいいのか?
2019-11-07 07:34
私の中ではまだ「共通一次」だが大学入学共通テストになるのだそうな。でもって来年からやるというのに、あれこれ揉めている。とはいえその予感はだいぶ前にあった。
なんでも記述式を増やすという。採点はどうするのか?という問題に大してNHKのニュースでは「AIを活用します」とかいっていたような気がする。
AIねえ。まあお題目としてはいいけれどと思っていたがどうやら真面目にそう考えていたようだ。
さらに今後は、A(2)の国語の記述式問題導入に関する議論が活発化するはずだ。衆院文部科学委員会で参考人質疑が行われた同日の2019年11月5日には、野党による文部科学部会で、高校や予備校関係者への意見ヒアリングが行われ、特に国語の記述式問題導入をめぐり、設問そのものが無茶、自己採点が無理、公平な採点が非現実的などの問題点が指摘された。
引用元:(2ページ目)残る選択肢は「センター試験」続行? 英語の次は国語……大学入試改革で起こるドミノ倒し | 文春オンライン
国語の採点にAIを活用するとか言った人間でてこい、といってもでてこないだろうな。
シンギュラリティが来る、と信じるのはまあ個人の自由である。問題は責任ある地位にある人がそういう妄言を信じると社会に多大の損害を与えるということ。
AIのすばらしさを「実現」はしないが「吹聴」する芸人は最近減ったようにも思う。しかし彼らの残した損害は残りつづける。
2019-11-06 07:20
生命保険に入りましょう、と日本ならなるところだ。ところ変われば常識が変わる。
米フロリダ州タンパの郊外でこのほど、銃を所持した2人組が民家に押し入り、家主に暴行を加えて金品を要求したところ、妊娠8カ月の妻が半自動小銃を発砲してこれを撃退する出来事があった。強盗の1人は現場で死亡した。
引用元:CNN.co.jp : 民家に武装強盗、妊娠8カ月の妻が自動小銃で撃退 米フロリダ州
これがニュースになっている、ということはこの事件は「あたりまえ」ではないのだろう。しかし普通に妊婦がAR-15(米軍が使っている自動小銃の民間版だ)を使って反撃するのはおそらくアメリカ以外ではありえまい。
とはいえ
じゃあ黙って家族が殺されるのを見ていればよかったのか、と言われれば誰も反論できない。とはいえこういう国だとそりゃ学校で乱射する人間もでてくるよね、と思うのも当然だ。
2019-11-05 07:29
商売にはいろいろな方法があると感心させられた。
「OYOはスマホだけで賃貸手続きができる手軽さが売りで『不動産界のアマゾン』を目指しています。日本での展開を促進するため、57万の物件数を誇り、株価が低迷するレオパレスを狙い、デューデリ(資産査定)をしているとの情報がある」(金融関係者)
引用元:孫正義氏が運営する企業が資本提供するOYO レオパレス買収か - ライブドアニュース
「となりの部屋でせきがしたと思ったら、4軒さきだった」とか数々のレオパレス伝説がとうとう白日のもとにされされたのは少し前。こうなると倒産しかないだろうと思っていたが、OYOが買うかもしれないとのこと。
OYOは手軽に入居できる賃貸を提供しようとしている。ただし未だ物件数は少ないし高い。ここにきて一気に物件を増やすチャンス到来、というわけか。
そう簡単にはいかんのだろう。そもそも改修費は誰が持つんだとかもめにもめるとは思う。しかしこういう方法もあるとは。私は頭が硬いのでこういう話を聞くと妙に感心するのだった。