2015-08-31 08:53
今でこそその役割はFacebookにとって変わられてしまったが、一時はいろいろ興味深い会話ができるSNSだった。
しかし普及してからはネタの連続だった。社長は変わり、そして今や「ソーシャルゲーム」一発で「大復活」したらしい。
劇的とも言える復活を果たしたミクシィ。2014年3月期の通期決算は、売上高121億5500万円(前年同期比3.8%減)、営業利益4億800万円(同81.3%減)、経営利益2億6300万円(同90%減)、純利益2億2700万円の赤字(前年同期は16億5400万円の黒字)、四半期ベースで見れば以下のグラフの通り。大幅な増収増益を実現した。
引用元:ゲームではなくコミュニケーションの会社に–ミクシィ新社長の森田氏 | TechCrunch Japan
しかしながらその「成功」はかなり危ういものだったようだ。
少なくとも,ミクシィの実施してきたモンスト関連事業については,適法性が微妙視される行為がオンパレードでありまして,ある意味「稼げるうちに稼ぎ切っておこう」という,スマホゲームで収益を上げている組織特有の香ばしい匂いが満喫できる事案であるということですね。
そもそも2015年5月より,Appleからミクシィに対し,以下にまとめた各種の問題点は通達されており,ミクシィ側もそれらに関して「問題である」という認識を持っていると見られます。
引用元:【山本一郎】モンスターストライクがApp StoreからBANされた件につきまして - 4Gamer.net
いつもながらこういう声は日本のメディアからは聞こえてこない。「関係者」からは嫌われるけど、読者からは愛されるメディアがあってもいいと思うのだけど。
ここに見えるのはDeNAの変遷と同じく
「かつては高い志を持っていたが、結局ゲーム一発で金をむしりとることしか考えなくなった会社の姿」
だ。もちろん志だけでは食っていけないけど、なんでみんなこうなるかね。会社の主力事業であり、稼ぎ頭であるならば「慎重に、大事に行こう」とは考えないようだ。とにかく誰かに怒られるまで儲けるためには何でもやります!
今のmixi関係のニュースをみると「下品」という印象しか持ち得ない。彼らの主力アプリが、AppleのApp Storeから一時的に削除された。その原因については、前掲の引用記事を参照してほしい。ここで書きたいのはそれにつてのmixiの告知文だ。
※iPhoneやiPadなどのiOS端末で「シリアルコード入力フォーム」へのアクセス及び、シリアルコードの入力は可能になりますが、受け取りBOXにアイテム等が届かない為、ご注意頂けますようお願い申し上げます。
引用元:2015.08.29 ※重要※ 【iOS】「シリアルコード」のご利用停止について | モンスターストライク(モンスト)公式サイト
私は年寄りなので、平成の若者が使う「〜になります」という言葉が大嫌いだ。なによりもそれは主語を曖昧にする手段。この文章だけで読んでもなにをどう注意すればよいのかわかる人間はいないと思う。
何よりも、それなりに歴史もあり大手とみなされる企業が広報する文章がこれかよ、というのが愕然とするところだ。
2015-08-28 07:13
映画には「死亡フラグ」というのがある。私はH2ロケット打ち上げ実況のニコニコ動画で
「この打ち上げが成功したら、俺彼女に告白するんだ。。」
と書き込むのが好きである。
さて、SwatchのCEOがこんなことを言ったのだそうな。
Samuel Gibbs, reporting for The Guardian:
Nick Hayek Jr. said that later this year Swatch will sell smartwatches that last nine months per battery. The company launched its first smartwatch in 2003 in partnership with Microsoft, and have sold connected watches since 1996.
In an interview with Swiss newspaper Tages-Anzeiger, Hayek Jr. said: “The Apple watch is an interesting toy, but not a revolution.”
Sounds familiar.
引用元:Daring Fireball: Swatch CEO: 'Apple Watch Is an Interesting Toy’
「Apple Watchは面白いおもちゃだ。でも革新じゃないね」
この「おもちゃだ」というのは「破壊フラグ」である。つまり破壊的技術にやられる側の人間は多くの場合こういう。
そしてそのうちその「おもちゃ」に自分たちの製品がやられることを知る。映画産業が隆盛を極めていた頃に「TVなんてのはおもちゃだよ」と言った人もいたのだろうねえ。
SCEの佐伯雅司エグゼクティブバイスプレジデントが
「PSP初期の購入者は大人
ニンテンドーDSはお子ちゃま」
とユーザー蔑視の問題発言
引用元:ソニーの佐伯「お子ちゃま」と問題発言 | ログ速@2ちゃんねる(net)
いや、もちろんその言葉が正しいこともあるとは思う。とはいえこの言葉を聞くといやーな予感がする、というのも事実だ。
そんなことをつらつら考えていると、「イノベーションのジレンマ」は近年稀にみるヒット作というか新しい概念を作り出したのだと改めて思う。まだ発掘を待っている概念はいくつもあるはず。「常識」が馬鹿みたいに見える場面はいくつもあるのだから。
2015-08-27 07:14
この言葉は嘘である、ということを学んだのは多分大学生の時かな。そう言われてのこのこ行ってみると男ばかり、、とはいかないがどう見ても男の方が多いぞ。さて、この事実は洋の東西を問わず共通らしい。
日本を見ていて非常に興味深いのが、女性利用者がとても多いことだ。私たちの分析では、おそらく女性が置かれた社会的地位への反発が背景にあるのではないか。日本の歴史を見ても、男性が遊び相手を探すサービスはたくさんあったが、女性が使えるようなものはなかった。が、今はアシュレイ・マディソンが安全かつ匿名で利用できるサービスを提供していることで、女性にもそういうオプションができた。
引用元:「不倫ビジネス」が成功?世界最大サイトの謎 | インターネット | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
東洋経済がこう記事にしたサイトが、ハッキングにあい情報が流出しているのだそうな。海外では自殺者も出ているとか。
いろいろな事情があるのだとは思う。しかしあるいは自殺までする必要はなかったのではないか。このサイトは「不倫サイト」ではなく、「男性向けエンタメサイト」だったというのが実態らしい。
It isn’t even a sadscape of 31 million men competing to attract those 5.5 million women in the database. Instead, it’s like a science fictional future where every woman on Earth is dead, and some Dilbert-like engineer has replaced them with badly-designed robots.
引用元:Almost None of the Women in the Ashley Madison Database Ever Used the Site
そもそもの登録者数からして男性3,100万人に対し女性550万人。しかも550万人の登録ユーザ中、本当の女性ユーザは12,000人程度だったらしいのだ。上記引用文で
「すべての女性が死に絶えた地球で、オタクエンジニアがいいかげんなロボットを作った世界」
というのが正しかったらしい。
こういう数字をみると、つくづく「男はバカだなあ」と思う。男女比は3000:1。それでもこのサイトはそれなりに収益をあげていたらしい。
2014年の売上高は1億1500万㌦と前年比約4割伸びた。粗利益率も55%と非常に高い。多くの会社がこのような成長を続けられるわけではない。
引用元:「不倫ビジネス」が成功?世界最大サイトの謎 | インターネット | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
3100万人の男性は「夢を買っていた」のだ。そしておそらくこのサイトがきっかけで本当の不倫をした人はほとんどいなかったのだろう。いつかは当たるに違いない、の宝くじやAKBの観戦も同じ「夢を売る」ビジネス。
「実はAKBにはまっていて、CDに数百万つぎこみました」
と告白するのは(人によっては)相当恥ずかしい。しかし自殺はしなくてもいいと思うのだ。
2015-08-26 06:47
なんどもなーんども書いたことだが、カーナビに搭載された「誰も使わない機能」の多さと、それを作るために費やされた労力の大きさには驚かされることが多い。
我が家ではiPhoneがカーナビの役割を代替し、トンネルのなかでの問題はあるものの、地図更新の頻繁さ(と当たり前さ)がそれを相殺してくれているように思う。そして追加コストは0だ。それ故誰も「新しいカーナビ買おう」とは言わない。これはカーナビ嫌いのお父さん(私のことだ)がいる我が家に限った話ではないようだ。
Drivers, especially those ages 21-38 from Generation Y, are still relying on their smartphones rather than their cars to connect to their favorite apps or search for nearby services.
"Customers say, 'I have a competing technology that's easier to use, or I've already paid for it - so why do I need it again?'" said Kristin Kolodge, executive director of driver interaction at JD Power.
引用元:Many U.S. drivers ignoring new tech features in cars: survey | Reuters
一部だけ訳:ユーザはこういう。”カーナビと同じ機能をもったもっと使いやすいものがある。そしてすでにそれにお金を払っている。どうしてカーナビを使う必要があるのか?”
今やプロ野球は年寄りだけが価値を認め、見に行くものとなった。カーナビもそのうちそうなる。誰もみないプロ野球だが、選手は億単位の年棒をもらっている。カーナビ関連企業もそんなものだ。
2015-08-25 06:57
こう答えるのは当たり前だ。
Xperia Z4では発熱問題も気になるところ。Xperia Z3に比べてZ4は明らかに使用中の温度が高いと感じるが(→「Xperia Z4」はどれだけ“熱い”のか? 放射温度計で測定してみた)、金田氏は「安心して使ってもらえるよう、発熱の基準値は満たしている」と言う。「上部に発熱源の基板がありますが、ヒートパイプというシートで熱を下へ拡散できるよう工夫をしています」(同氏)。
引用元:開発陣に聞く「Xperia Z4」(前編):Xperia Z4が“一枚板の完成形”と呼べる理由/発熱は「基準値は満たしている」 (2/2) - ITmedia Mobile
あるいは金田氏は心からこう思っているのかもしれない。(そういうことができる人は私が思うよりはるかに多い)
とはいえ、もし彼が少しでも現実を直視できる人だった場合、この立場は気の毒としかいいようがない。
Androidスマートフォンでは本体の温度が上昇すると、カメラが利用できなくなることが多いが、Xperia Z4も例外ではない。特に4K動画の撮影は、数ある撮影モードの中でもCPUへの負荷が高い機能。実際に4K動画を撮影し続けたときも、Z4は4分50秒後にカメラが強制終了してしまった。その直後の温度は、docomoロゴ付近2カ所が46度を超えており、今回のテストでの最熱記録となった。Xperia Z3も43度を超えた箇所はあったが、本体上部はZ4の方が熱い。
引用元:「Xperia Z4」ロードテスト:「Xperia Z4」はどれだけ“熱い”のか? 放射温度計で測定してみた - ITmedia Mobile
仮にソニーがこの事実を知っていたとしても口がさけても「全く同感です。熱すぎますよね」とは言えない。「問題ありません!」と元気に言えなければサラリーマンではないのだ。
「従業員の教育を徹底するとともに、再発防止に努めます」
というおきまりの文句を聞くことは多い。多分「全社員必須出席」の講習会が1時間行われて1/3くらいの社員が参加しておしまいなんだろうな、といつも想像している。そういうのはいつも匿名で「広報部」とかが発表するがこれは顔と名前をさらしてるもんなあ。
2015-08-24 10:10
私は2014年の1月にこう書いた。
2015年にInside outとThe Good Dinosaurが公開されることになっているが、過去の例からしてこれは信じ難い。私はInside outがキャンセルされると思っているが、どうだろうか。PixarのUpcomingのページに載っているから、案外ちゃんと製作が進行しているのかもしれない。いずれにせよPixarの復活があるにせよ無いにせよ、それは2015年の6月まではわからない、ということになった。
引用元:ごんざれふ
すいません。私は間違ってました。The Good Dinosaurはちゃんと作られているようだし
VIDEO
昨日は「キャンセルされると思う」と無責任にも述べていたインサイドヘッドを見てきました。
そしてインサイドヘッドのできには感服した。何よりも「今まで誰も取り組んでいない」新しい種類のストーリを作り上げたことに。
おこることは「ミネソタからサンフランシスコにお父さんの都合で引っ越してきました。娘はその環境の変化に戸惑って」だけである。それを彼女の頭の中の感情の働きの物語にしてちゃんと映画として仕立て上げる。
ロビーでは「体感映画」とか称して進撃の巨人の予告編をやっていた。あの「新春隠し芸大会」としか思えない映像は一体なんなのだ。
いや、道端に落ちているゴミに文句をつけ続けるのは健全な態度とは言えない。今はピクサーがようやく復活の兆しを見せはじめたことを喜ぼう。
2015-08-21 06:55
行ったことはないのだが、夜の街にいくと「社長さん」がたくさんいるのだそうな。夜があけると本当の社長さんの数はぐっと減る。
一言に社長さんといってもいろいろな人がいる。「一流の大企業」の周辺にもたくさん社長がいる。親会社で上にはいけなかったけどまあがんばってくれた、と「会社が評価する」人間は子会社の社長になる。そして子会社(あるいは孫会社)には馬鹿しかない、と自分の価値を再認識して悦にいる。毎朝ゴミ箱をチェックし、可燃物の箱に不燃物が捨てられていれば全社員を集め訓示を垂れる。ああ、なんてこの会社の人間は馬鹿なんだ。彼は認知症の初期症状を示していたが、無事次の「社長さん」が落ちてくるまで勤め上げた。
そんな人間の数を推測しようかと思ったがあまりにも馬鹿馬鹿しいのでやめる。馬鹿を相手にしている暇はない。今朝読んだのはこういう「社長さん」の言葉だ。
「それから、私は外様です。よそから来た若造の言うことを、実績50年の社長の前と同じように、みんな理由もなく聞くわけがないんですよ。じゃあ、徹底して丁寧に行こうと思いましてね。たぶん、ものすごくしつこく何回も同じことを言っています。任天堂はどこへ行くのかとか、何が目的で何が手段なのかを、また社長同じこと言ってるよって言われるぐらい、呆れられるほどしつこく言い続けています」
「おかげで、会社の人たちの考え方の軸や、今までうまく協調できなかった違う部門のエネルギーがうまく揃ってきた。結果として、とてもいい回転になったと私は思っている。でも、天の時に恵まれなければきっと私は同じことはできないし、それから、任天堂がもともと持っていた社風や哲学がなければ同じことはできない」
「だから自分がぽんと落下傘で降りていって、どこへいっても何かができるというような意識はないですね。ただ、そういうめぐりあわせと相性があったんだな、と思っています」
引用元:任天堂・岩田さんが遺した本当の功績 (3ページ目):日経ビジネスオンライン
こういう人が志半ばで逝ってしまうのも世の習いというものだろう。彼に手ぬかりがあったとすれば、それはTim Cookを探していなかったという点にある。二人の専務はとびきり優秀だが社長ではない。これから任天堂はどうするのだろう。
2015-08-20 06:43
この会見についてはいくつかの記事がある。
ぜひともこうした方向に同社の力が発揮できる展開となるように、ファンの一人としても応援したいと思わせる発表でした。
引用元:VAIOが大胆な事業計画発表、ロボットなど新事業をPCと同規模へ。VAIOフォンは反省 - Engadget Japanese
しかし例によってEngadgetやTech crunchの記事は全く役に立たない。唯一読む価値があるのはこの記事だ。
VAIO株式会社は、日本の投資ファンドである日本産業パートナーズが95%、ソニーが5%を出資することで始まった会社だ。現在の株主構成はそれから若干変更され、日本産業パートナーズが出資するVJホールディングス2株式会社が94.4%、ソニー株式会社が5%、経営陣が0.6%となっているが、依然として投資ファンドが出資し、その資金で運営されている企業であることに大きな変化はない。大田氏は日本産業パートナーズ側が指名した経営者で、名実共にソニーから分離した企業から、投資ファンドの出資を受け独立した企業へと脱皮した。
そのVAIOの新社長になった大田氏は、これまでPC業界との関わりはあまりないと本人も言う。
引用元:【笠原一輝のユビキタス情報局】VAIO新社長に聞く、2年目のVAIOが目指すところ ~ロボット製造請負などの新規事業や北南米でのPC販売展開など (Impress Watch) - Yahoo!ニュース
おそらくもともと1年で交代ということになっていたのだろうな。「新生VAIO」はSONYのDeNAの名に恥じない迷走をみせていたが、これで「普通の会社」になるのだろう。
営業力を強化し、製造請負を進める。PCは利益がちゃんと見込めるハイエンドのみに絞り数は追わない。こうした「当たり前のこと」ができないのがSONY-VAIOが迷走している理由なのだと思う。なんなら大田氏はSONYのCEOをやってもいいのではないだろうか。実際SONYも部品メーカーと金融業・映画業の複合体になりつつあるのだし。
2015-08-19 06:55
Amazonの「内情を暴露した」記事がNew york timesに載ったのだそうな。Amazonは倉庫での労働環境が劣悪なことでも知られているから、「いや、倉庫だけじゃなくてホワイトカラーも大変だよ」という記事が出ると誰もが「そうなのか」と思う。
倉庫での従業員の扱いに関しては何もコメントしかなかったベゾスだが、この件に関しては明確に反応した。私が面白いと思うのは以下の部分。
一般的に考えて、この記事に書かれたような企業はテック業界の人材獲得競争で生き残れず、繁栄できないと信じる。我々がここに雇った人々は最も最良の人々だ。あなた方は毎日、他の世界クラスの企業からの引き抜きを受け、世界中のどこでも働くことができるだろう。
私にはNYTの記事で書かれたような企業で働く人々は狂っているとしか思えない。私なら、そのような企業からは立ち去るだろう。
引用元:全文掲載 「アマゾンはブラック企業」批判へのジェフ・ベゾスの反論 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
この部分は非常に興味深い。「テック業界」において優秀なエンジニア、デザイナー、プランナーは企業に対して優位にある。したがってそこがひどい環境ならさっさと別の企業に移ってしまう。残されるのはそのひどい環境に順応した人間と、他の企業で職を得ることができない人間だけだ。
端的に言えば「有能な人間が自由と富を得る」という実にわかりやすい図式。自分で書いておいてなんだが、このフレーズのインパクトには畏怖せざるをえない。
旅客機のビジネスクラス並の広さの空間で毎日勤務する人間はそんなことを考える。年と取るとわかるのだが、会社というのは神様のような存在だ。聞きたいことについては答えない。こちらの願いは馬耳東風。そして時々理不尽な天罰を下す。であれば気の合う神様を探すか、それができなければ頭を垂れて日々を過ごすしかない。
2015-08-18 06:50
なんでも元気なサムソンが新しいSmatrwatchを発表するのだそうな。
Appleがでてこないうちにあれこれ試したけれど、結局はCopyに回帰する。新しいものをつくる、というのはかくのごとく難しい。
ここで私はまた「話題にもしてもらえない」我が国が誇るSony製品 に目を向けたい。彼らもゴミのようなSmartwatchをいくつか試したあげく、今はAndroid Wearになっているのだな。でもってその外観はどことなく
「Appleのデザインをソニーが一生懸命コピーした」
もののようにしか見えない。
Apple Watchが商業的に成功するかどうか私にはまだわからない。(まだ個人的に使えてないし)しかしデザインの面で他社に大きな影響を与えたことはまちがいないようだ。
2015-08-17 07:05
にすべき、という記事を読んだ。私も同感だ。
運転が違法になるであろう、そしてそうなるべき理由は、今われわれが交通事故死という世界最大の早期死亡原因のひとつを未然に防ぐテクノロジーを手にしているからだ。毎年全世界で120万以上の人たちが交通事故で亡くなっている(朝鮮戦争の双方で発生した犠牲者数よりも多い)。
引用元:車の運転はもうすぐ違法になる | TechCrunch Japan
例えばこの前おきた飛行機の墜落事故のニュースを聞くたび思うのだよね。もちろんこの事故は恐ろしいことで再発防止の手段が取られなくてはならない。しかしこのニュースを2−3日流している間に日本全国で何人の人が「ニュースにならない自動車事故」でなくなっているのだろう、と。
東京都豊島区東池袋1丁目で16日午後9時半ごろ、乗用車が歩道に乗り上げ交差点角にある衣料品販売店「ZARA」に突っ込んだ。警視庁によると、歩行者らがはねられて5人がケガを負った。女性(41)が意識不明の重体。ほかに20~70代の女性3人、20代の男性1人がケガをして搬送された。
引用元:また池袋の惨劇…店に車突っ込み5人重軽傷 自称医師を逮捕 ― スポニチ Sponichi Annex 社会
今朝みたこの記事はスポーツ新聞に乗っているらしい。もちろん朝日新聞の一面を飾ることはない。なぜだろう。仮に「オスプレイ」が墜落して誰かが意識不明の重体になれば「国を挙げての」大騒動になるだろうに。
毎年8月15日には「戦争はけしからん」という雰囲気がぐっと高まる。不思議なことに毎年朝鮮戦争全期間での死者より多くの人が自動車事故で亡くなっていることについては「努力目標」で話題にすらならない。これはどう考えても馬鹿げている。
ハンドルを握るたびに思う。事故で私や家族が死亡したり重傷を負うかもしれない。それより恐ろしいのは自分が加害者になるかもしれない、ということだ。そう考えると、運転免許というのは、猟銃の所持と同じくらい厳しい制限を設けてもおかしくないと思うのだが。
などと書いても誰も読まんだろうな。先日知ったのだが、人間が「暑い」とか「寒い」とか感じるのは体から熱が逃げるか逃げないかに依存している。つまり温度が高い、低いとは関係ないのだ。それと同様で、我々は「日常生活からの変化」に反応する。滅多にない事故であれば大いに反応するし、毎日たくさんの人が死んでいてもそれが「日常」であれば反応しない。
TeslaのCEO Elon Muskは、「人々は車の運転を法律で禁止するかもしれない、なぜなら危険すぎるから」と公言して世界を驚かせた。20億台の時代遅れの車両が走る今、無人走行車への完全移行には20年近く必要だろう。
しかし、ワシントンDCのEno Center for Transportationによると、部分的な普及によっても、米国だけで年間2万1000人の命を救うことができる。われわれ全員、人間による運転を2030年までに禁止する努力をする必要がある ー 自分たちの命がかかっていると思って。さもなければ、2000万人の人々が不必要に亡くなっていく。
引用元:車の運転はもうすぐ違法になる | TechCrunch Japan
いつか学会で聞いたのだが、日本の事故の件数と「新車販売台数」はほぼ等しいのだそうな。というわけでこうした変化は既存の自動車産業からは絶対にでてこない。Appleは自動運転に取り組んでいるという噂がある。Apple,Google製のスマートフォンが日本の「ケータイ」を駆逐したように、Apple,Google,Tesla製の自動運転車が日本の自動車会社を駆逐してくれても全く構わない。おそらく日本の自動車部品メーカーは生き残るだろうから。私の脳が停止するまでにそんな姿を見たいものだが。
2015-08-13 07:27
最近Appleのイベントで流されるビデオに中国が登場することが多い。Tim CookはChinaを何度か訪問しているし、Appleがものすごく売り上げ増加させているのも、中国での成功が貢献しているという。
その中国だが、ずっと前から「バブルがはじけた」状態になっている。(これも矛盾した言い方だが)誰も住まない都市が量産されたかと思うと、今度は路上でぶらぶらしているおじさんたちもがパソコン使って株取引を始めた。この「バブル崩壊を長引かせる」手腕は見事だと思うが問題の解決になっているのかどうかは自信がない。こういう「力強い言葉」も存在はするが、いつもながら経済に関してこうした言説は何の意味もない。
翻って、今回の中国のケースはどうだろうか。かねてより中国の景気減速は指摘されていた。また、不動産市場のバブル懸念が募るなか、中国政府がいち早く行った不動産規制によって、住宅価格は2014年から下がり続け、都市部では足もとでようやく価格が底を打った状態だ。今年に入ってからの株価高騰は、景気も不動産市場も減速しているなかで、行き場を失った投機マネーが株に流れ込んだ結果、起きたものだ。先にも述べたように、足元の株価暴落はそれが調整されたに過ぎない。
こうして見ると、もともと実体経済のバブルが起きていないなかで発生した株高が崩れたところで、中国の実体経済に大きな影響が及ぶとは、考えられない。実体経済がバブルを醸成していないのだから、バブルの弾けようがない。中国株式市場の高騰は、実体経済から乖離しているという意味では「投機」であり「バブル」だが、それゆえに実体経済をなんら表すものではないのである。
引用元:中国の株価暴落が「バブル崩壊」ではない理由 (ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース BUSINESS
というわけで、私はゆるやかにAppleの売り上げの今後を案じている。Chinaに賭けを貼るのはいいが、TimがPlan Bをちゃんと用意していたことを祈るばかりだ。そう考えているのは私だけではないようで、Appleに関する予測では定評のあるKuo氏もこう述べている。
アナリストのMing-Chi Kuo氏は、次期「iPhone」の「iPhone 6S」に搭載されるとみられる「Force Touch」機能にほとんど関心が集まらないことと、中国での需要低迷によって、2015年第4四半期にはiPhoneの販売台数が落ち込む可能性があると述べている。
引用元:次期「iPhone」、目玉機能がなく販売苦戦か--アナリスト予測 - CNET Japan
今年は「s」の年だから新機能に関心がないのはまああたりまえなのだが、心配なのはチャイナリスクだ。とはいっても一時の「どこがAppleを買収するでしょう?」の時代に比べれば「贅沢な悩み」というやつだが。
2015-08-12 06:57
あるところで、資本主義と社会主義の違いに関する極めて簡明な説明を見た。資本主義とは消費者が強い世界で、社会主義とは提供者側が強い世界だと。そうだよねえ。計画経済なんてまさに提供者の都合通り消費しなさい、ってことだ。
というわけで日本のエンターテイメント産業は社会主義的にできている。(考えてみれば最近人民公社って言葉聞かないな)TVや映画にでてくる謎のタレントという人種がほとんど視聴者のニーズではなく、「事務所」の都合で決定されるというのはまずまちがいないのだと思う。大日本娯楽提供公社は必要に応じてビッグダディとか亀田とか剛力とか韓流とか誰もが欲していない「安価なタレント」を作り上げ、視聴者に押し付ける。
先日来何度も取り上げている「進撃の巨人」もその類だ。大切なのは供給者側の平穏。そのためには消費者を食い物にすることなどなんの問題でもないらしい。食い物にするとはどういうことか?ゴミ映画に「絶賛レビュー」を書いて消費者の時間と金を無駄にすることだ。
最後に、
7月半ば、仕事上で実写進撃の絶賛レビューを依頼されお断りしました。
各所、ライターや作家が同じような言葉で絶賛しているのは、そういう依頼があるからです。
こういった慣習、もうやめにしませんか?
(中略)
今回は元々自分で観て評価したかったものを、「無償で観て絶賛レビューを」ということでお断りした次第です(yahoo映画のレビューではありません)。
仕事上の関係で頼まれたのでは、お断りしても自身の記事でこのレビューのような事はもう書けませんので、投稿致しました。
引用元:レビュー依頼の件追記しました - ユーザーレビュー - 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN - 作品 - Yahoo!映画
上記の「告発」は大変興味深い。まず供給者側は評論家に「絶賛レビュー」をお願いする、ということ。さらに仕事で頼まれたのでは「ゴミ映画」という評価をかけないらしいのである。
これらは全て「社会主義的」発想に基づいている。消費者は供給者が「良かれと思って作った」ゴミを食え、ということらしい。この人は匿名でこうした告発をしたわけだが、おそらくこの人の告発が正しいと思われる理由もちゃんと存在している。Yahooレビューとかけはなれたこの「権威ある評論」の存在だ。
わっ、わっ、顔も体型もバラバラの〝巨人〟たちに全面降伏だ。俳優たちがどんなに派手なアクションをしても、ヌーッと現われ、足元を右往左往する人間たちをヒョイとつかんでポイ喰いする全裸の巨人たちの映像には敵わない。巨人たちの下腹部をボカしているのも奇妙なリアル感があり、巨人に挑む若者たちの話などより、ただずっと巨人たちを観ていたい気も。ピーピー泣いているベビイ巨人にもシビレた。ともあれ特撮もCG技術も世界レベル。世界遺産となった軍艦島ロケも効果的。
引用元:キネ旬 Review ~キネマ旬報映画レビュアーによる新作映画20本のレビュー|KINENOTE
さて視線を太平洋の向こう側に移そう。資本主義大国米国においても多少はこうした「生産者の都合」もあると想像する。しかしこの記事はどうだろう。
日本でも10月6日に公開予定の『ファンタスティック・フォー』が、アメリカで公開前から酷評の嵐となり、予想以上のきわどい状況に追い込まれている。複数の海外メディアが報じている。
『VARIETY』によると、前作『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』から8年、1億ドル以上の制作費をかけて作られた新作『ファンタスティック・フォー』は、批評家からこてんぱんにやり込められているだけでなく、ジョシュ・トランク監督が、失敗の責任は20世紀フォックスにあるとほのめかす事態にさえなっているという。
引用元:『ファンタスティック・フォー』にアメリカで厳しい評価 予想興収を大幅に下回る見方も|Real Sound|リアルサウンド 映画部
「7人の侍」を見るたびに思う。かつて我が国からはこのような映画が生まれたのだ。(もちろん同時にくだらないものもたくさん生まれていたのだろうが)この凋落ぶりはどうしたことだろう。社会主義が崩壊したのは、その原理的誤りもさることながら、「現実を直視せず、フィードバックがかからなくなった」からでもある。まずは「現実を直視する」とこから始めませんか。そして消費者を食い物にしている商売をやめるところから。
2015-08-11 07:12
こういう記事があるからEngadgetは信用できない。
ハードウェアスタートアップにおいて、新たな家電ブランドの登場こそ珍しいものではなくなりつつありますが、こと家具やスタビライザーまで作るブランドは非常に珍しいと言えます。そんなUPQには、わずか2カ月たらずで「blue x green」(ブルー・バイ・グリーン)に染まる17製品24モデルを発表した芯のある代表がいました。
引用元:UPQ SIMフリースマホ、50型4K開発秘話。私の作りたいように作り私のものにする決意(更新) - Engadget Japanese
この「芯のある代表」をみていると、どうしても小保方氏を思い出す。というかこういう雰囲気の女性って何かの理由でオジサンに受けるんだろうかね。
でもってこの「代表」が何をしたかというと、
つまるところ、UPQの本業はブランドづくりだ。
製作・サポートなど作り手としての業務はCerevoに委託するため、UPQの従業員は中澤代表たった1人。間接費を削減しつつ、Cerevoのノウハウで製品を安く作る。具体的には中国工場との価格交渉のように、かなり泥くさいノウハウだ。
引用元:カシオ出身の女性起業家、激安オシャレ家電を2ヵ月で17種類作る UPQモノづくり革命 - 週刊アスキー
つまりこの女性は「広告塔」なわけ。ならばもっと外観的に目立つ人はいなかったのか、と思うがそういうわけにもいかんのだろうな。(DMM関連なんだからこの人 とかさ)UPQの発表会なのに自己顕示欲丸出しのCEREVO社長がでっぱっている のにも納得がいく。これは彼の歪んだ自己顕示欲を満足させるための「ハードウェアスタートアップ」なのだろう。ああ気持ち悪い。
いや、彼らが自分たちで集めた金で何をやろうと私が文句を言う筋合いのものではない。私が気持ち悪いと思うのはそうした怪しげな「スタートアップ」を持ち上げ宣伝しまくる日本のIT関連メディアだ。こういう気持ち悪いニュースに関しての「真実の言葉」は2chでしか聞けない、というのはどういうことなんだろうね。
>UPQのコンセプト自体は素晴らしいと感じている
既存格安中華スマホにロゴ印刷して売ることに??
他の製品も、ミドリに塗り直しとロゴ貼りだらけなんだけど
あっ、若目の女社長立てて話題集めるビジネスにか?
引用元:UPQ Phone A01 [転載禁止]©2ch.net
真面目に努力しているスタートアップはいくつもあるはずなのに、なぜこういう「お友達」ばかり取り上げるのか。
2015-08-10 07:03
実写版進撃の巨人が公開されしばらくたった。その間に起こったことが非常に興味深かった。まずこの映画自体私は見ていないが、あれこれの評価を総合して、以下の文章が最も的確に状況を表していると想定した。
『進撃の巨人』の大成功を受け、実写映画化という賭けに出た日本の映画業界。いや、今回の場合は「賭け」というよりも「略奪」という言葉の方が合っているのかもしれない。
映画化にあたりクオリティを上げるための改変は仕方ないと思う。しかし本作で目立った原作無視はむしろ改悪でしかなかったのだ。本作は『進撃の巨人』映画としても成り立っていないし、一本の映画としてすら成り立っていなかった。
映画冒頭のメロドラマ風なシーンは痛すぎた。俳優たちの演技は酷く、セリフは陳腐。なぜここで立ち上がり映画館を後にしなかったのか、私はこの後ずっと考えることになったほどだ。
引用元:実写映画『進撃の巨人』に海外からも大ブーイング!「何もかも薄っぺらで痛すぎる。一本の映画としてすら成り立ってない」 : ユルクヤル、外国人から見た世界
こうした「評価」にたいして、この映画の関係者が何をしたか。脚本を書いたのは評論家と「プロの脚本家」である。まず評論家は、自分のTwitterで「絶賛コメント」だけをひたすらリツィートした 。つまり自分のまわりに「壁」を構築したのだ。
もう一人の脚本家も似たようなこと をした。しかしより不思議なのは彼の「これまでの業績 」である。なぜここまで「定評がある」人間が脚本を書き続けられるのか。これは想像でしかないのだが、「観客」を除けば彼は非常に「良い人」なのだろう。利害関係者の意図をうまく一本の脚本にまとめる。口を出したい人は「をを、私の意見がちゃんと取り入れられている」と満足する。結果はゴミであっても。おそらくこれは日本の家電メーカーがゴミのような商品を作り続ける図式とどこか重なることがあるに違いない。
さて、この映画に関わってはいないそうだが、おそらく「関係者のお友達」がこうTwittterで述べている。
西村の大将や井口くんほど、どろどろのゲロの海みたいなわが美しい国ニッポンの映画制作環境の中で諦めずに戦い続けてきたクリエーターはいないよ。この国で何かを創作し続けることのジゴクがどれ程恐ろしくて酷いかを知らないやつらが四の五の抜かしてんじゃねえよ全く(^-^)
引用元:福田裕彦 8歳600ヶ月さんはTwitterを使っています
全く確証なしにいうが、これが日本の映画村の本音なのだと思う。誰が映画のできに責任をもっているのかわからない。しかし口を出す人だけはたくさんいる。それを「うまくまとめる人間」は重用され、「俺たちはすごい仕事をした!」と自らが流した汗の量を測り満足感に浸る。結果はゴミである。いわば帝国陸軍もこうした図式ではなかったか。誰が作戦の成否に責任をもっているのかわからない。レイテ決戦を「元帥は命令する 」と強行した寺内は、その戦いが負けになった後も責任をとったわけではない。
こうした「結果を外部から見れば気が狂っているとしか思えない」決定は何も映画や戦争だけに限られるものではない。Yahooのレビューに投稿されたこの文章に何も付け加えるものはない。
たしかに海外に比較し、予算は足りないかもしれない。しかし国内レベルでは相当な金額を投入された筈である。要するに日本の映画製作陣は、その使い方を知らない無能者の集団である。それは反感止まないオリンピックという政治主導・役所主導の大イベントにそのまま充てはまる。
石田純一氏の娘さんである「すみれ」さんが、アメリカでの映画撮影に衝撃を受けたというニュースを聞いた。『スタッフ・キャスト共に命がけだった』という。果たして、日本の映画人に、「命をかける」ほどの人材がいるのだろうか。無論、本人達にはその「つもり」。
北野たけし監督の邦画業界への苦言も新しい。日本の実写界は才能関係なく、失敗しても明日があると思っている。よく日本映画は『二時間テレビ』で十分という言われ方をする。この二時間ドラマ枠は日本独特なスタイルである。海外ではない。一時間内で、次を見せたいように、工夫する「連続ドラマ」が基本だ。そのため、日本の俳優やスタッフは、二時間ドラマの延長線上で、二時間の映画を撮る。そこに矜持(ほこり)なんて存在し得ない。ただ、大スクリーンで映る自分の姿に、「格上」という、勘違いのプライドを持たせるだけだ。
引用元:日本国実写の将来像 - ユーザーレビュー - 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN - 作品 - Yahoo!映画
2015-08-03 07:47
よーく考えたら、TVを見たことも漫画を読んだこともなかった。ネットで大阪弁版の1巻を読んだり、断片的なクリップをYoutubeでみただけだな。あとWikipedia
という全く思い入れのない作品ではあるが、映画化されたらしい。前後編の理不尽さについては前に書いたな。
あーあ。やらかしちゃったみたいだよ。
ここまでスタッフキャストが一丸になってやってきた頑張りに水を差すようなことを俺がやってどうするんだよ!本当に申し訳ない…でもまてよ。この書き込みってfacebookに友達限定で出したはず。
引用元:樋口真嗣さんはTwitterを使っています
まあ映画監督なのだから、どれだけバカなことをしようと作った映画の質しか私にとって興味はない。自分が見るつもりのない映画についてはなんとも言えないが、この予告編をみるだけでゲンナリするのは確かだ。
VIDEO
脚本を書いたのは「評論家」なのだそうな。「評論家」に「評論」以外のことをさせてはいかん、というのを何度も見たような気がするが「気が利いたことを言う」人間にちょっとやらせてみるか、というのは人間が普遍的にやる誤りなのだろう。
そんな「巨人」に立ち向かう人間を笑う声に町山は、「この映画は絶対に勝ち目のない戦いに挑む話なんだから、作る側もそうでなくてはおかしい。
負ける確率も高いが何もしなくては勝つ確率はゼロ」と反論すると、諫山や樋口監督ら製作陣を「枠の中で安全に生きようとしないで、壁を乗り越えようとする人たち」とたたえる。
「エレンの戦いの原動力はやはり壁に対する怒りにするしかない。みんなが壁の中でそこそこ幸福に生きようとしているのに、エレンはそんなの耐えられない。当たって砕けろで巨人に立ち向かう。
いろいろな事情でキャラとかは変わっちゃったけど、原作の本質はしっかり逃さないで映画化できたかな」。
引用元:【炎上】映画版「進撃の巨人」脚本を担当した町山智浩が映画公開前に言い訳…「ストーリー設定変更は原作者の案なので興行失敗しても私の責任ではありません」wwwwwwwwww - 執拗にAKB
この「映画」を見ていると、日本にはこれしか作れないのだろうかと真面目に思い出す。