2019-07-30 08:21
京都アニメーションに対する恐ろしい犯罪について考えると、沈痛な気持ちになる。
理由はこの恐ろしい犯罪に理由がないからだ。たとえば、今回の放火犯が長年京都アニメーションと何かの理由で(一方的ではないもので)争っていたとしたら、「なるほど。そういう争いはこうした悲劇につながるのか」と考えることができる。例えば京都アニメーション制作のアニメにイスラム原理主義者を怒らせるような表現があり、イスラム原理主義者が今度のテロを起こしたとしたら「なるほど、イスラム原理主義とは恐ろしいものだ」と考えることができる。歩行困難な高齢者が起こした自動車事故であれば「高齢者は免許を返納すべきだ」と言うことができる。
しかし現在までに判明した限りでは、今回の犯人の動機は全くいわれのないものである。しかもその手段として使われたガソリンは誰もが購入でき、その効果は今回しれた通りである。
ガソリンを悪用する事件は後を絶たず、そのたびに対策が検討されてきた。2003年9月に名古屋市東区でオフィスビルが爆発し、3人が死亡した事件では、ビルに立てこもった男が大量のガソリンを現場に持ち込んでいた。
事件を受け、警察庁はGSの業界団体に、不審者がガソリンを購入しようとした場合、直ちに通報するよう要請。消防庁も事業者に販売容器や量に関する法令順守を求めた。
引用元:ガソリンはなぜ購入できた 京アニ放火でも使用か [京アニ放火]:朝日新聞デジタル
テロは理由なく発生し、しかも防ぐ手立てがない。先日発生したバス待ち小学生に対する殺人もそうだった。私のように第3者の位置にいる人間にとってこの現実はとても気が滅入るものだ。
進化上どういう利点があったか知らないが、我々は理由に心の慰めを見出すことがある。逆に考えれば、そうした慰めは幻影に過ぎないと考えるべきなのだろうか。
2019-07-29 07:51
先日面白いページに出会ったと思った。ところがあまりに長いので途中で挫折した。
ここでは人間の誤りやすい傾向について、人類の英知である「社会心理学」の偉大なる成果である認知バイアス一覧を英語版に基づいて紹介する。
引用元:認知バイアス一覧で社会心理学入門〜社会科学の知の蓄積を活用した社会教育の実現に向けて〜効果、錯誤、誤り、仮説一覧〜
人間の認知や、判断は様々なバイアスを受ける。有名なのでは占いに活用されているバーナム効果というのがある。誰もが「これはあたっている。自分のことだ」と思うような文章が存在する、というやつだな。
さて
これだけ多種多様なバイアスが存在する意味を考えてみよう。これらのバイアスは、現実を真面目に捉えて判断しようとするはまる「フレーム問題」を回避するために必要だ、というのがおそらく正しい(そしてこのことを主張した人は私の前に何万人もいるだろう)
一時高齢者の運転が引き起こす自動車事故が大きく報道された時期があった。そう聞くとみな「けしらかん」と思う。しかしそのあと読んだ交通事故の被害者に関する記事では、もっととんでもない交通事故が山ほど存在することを知った。不法滞在のブラジル人が無免許で盗んだ車を運転し、事故を起こし警察に追跡される途中で人をはね殺す、とか。こういう事故は報道すらされない。なぜか。時流に乗っていないからだ。こういうバイアスもこの一覧のどこかに存在しているんだろうな。
またこういう考え方もある。現実世界で役に立つ人工知能を本当に作ろうと思ったらいつまでも「全脳アーキテクチャ」とかいう念仏ばかり唱えているのではなくて、これらのバイアスを利用することを考えてはどうかな、とか。
というわけでこのバイアス一覧はいろいろ考えるネタを与えてくれる。しばらく黙ってこのリストを眺めることにしよう。
2019-07-25 08:01
書きかけの本で悩んでいること。
シンギュラリティがこないことを説明するために
「コンピュータプログラムはプログラムされたことしかできない」
という事実をどうやって説明すればよいかと悩んでいる。
いや、条件によって違う動きをするぞ。if文があればね。
でもそれは最初からそうプログラムされているに過ぎない。
じゃあDeep Learningはどうなんだ。入力の中から人間に理解できないような形で判別ロジックを作り上げるぞ。
これにどう反論するのか。世間に流通している「ディープラーニングはすごいから、そのうち人間の知性を超えるぞ」というロジックがむちゃくちゃなのは、ここのギャップをうまく説明できていないところに一因があると思うのだ。
判別ロジックは学習データから作り上げる。確かにそれはもともとプログラムを書いた人間にも理解ができない。しかし所詮プログラムされた入力を用いて、プログラムされた通りに判別しているに過ぎない。ただその判別の基準を学習データに適応した形にしただけだ。
うーん。これでは言葉が硬い。何を言っているかわからない。もうちょっと考えよう。
ちなみにここを無茶苦茶に拡大解釈し「ディープラーニングとそれに続く技術があればフレーム問題恐るるに足らず」と主張しているのが、東大の松尾教授である。
フレーム問題でも、データを元に現象の特徴を取り出し、その特徴を用いた使って知識を表現しておけば、そうそう例外的なことは起こらないはずである(注34)「必要な知識を選び出すのに無限に考えてしまう」なんてこともない。
引用元:松尾豊著:人工知能は人間を超えるか
「データをもとに現象の特徴を取り出し」と簡単に言ってくれるなあとため息をつく。そもそもそのデータの項目を決めるのは誰なんだ?そのデータ項目を決められないというのがフレーム問題なのではなかったのか?
まあ彼は研究者だから、そのうち自分の言葉を研究論文として発表してくれるだろう。その日を楽しみに待つことにしよう。
2019-07-24 07:48
シンギュラリティという噴飯ものの説がある。それを丁寧に笑い飛ばす本を書いているところなのだが、どうしても説明がつかない事実もある。
社会的地位もあり、頭もそれほど狂っていないと思しき人の中にシンギュラリティ教の信者が存在するのだ。
現在は人間がロボットに対してやるべき目標を与えているが、ロボットがどんどんスマートになれば、将来は人間が人生のゴールや目標を聞かれる時代がやって来る。その際に適当でいいかげんなことを答えても、賢くなったロボットはそんな話を聞いてくれないだろう。明確な人生のゴールを語れる人間にならないと、シンギュラリティの時代に勝ち残れない。
引用元:シンギュラリティの時代に勝ち残る人間の条件
この言葉は、少しでも人工知能についてまともに考えた人にとっては寝言である。あやふやな「ロボットが人間のゴールを聞く未来」を勝手に想像し、その仮定の上で本を一冊書いてしまう。寝言を一冊の本にまとめるとは正気の沙汰とは思えない。では著者はどういう人かというと
◇小池淳義(こいけ・あつよし)氏 ウエスタンデジタルジャパン社長
早稲田大学大学院理工学研究科修了後に日立製作所に入社。2002年にトレセンティテクノロジーズ社長、05年にルネサステクノロジ技師長を経て、06年にサンディスク日本法人社長に就任した。国内外で講演を行っているほか、東京大学などでの講師経験も豊富だ。52年生まれ。千葉県出身。
引用元:シンギュラリティの時代に勝ち残る人間の条件
私の数百倍も立派な経歴の持ち主であり、気が狂っていてはサンディスクの社長が務まる訳が無い。
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さて、忘れている人もいるようだが、この「ごんざれふ」は映画評サイトでもあるのです。新海誠という人の新作が封切られた。いろいろな意見があるようだが、驚くのが「”君の名は”は良かったが、この新作はだめだ」という意見の多さ。いやあなた、映画だからたった数年の間に地球上の同じ町に2度も隕石が落下するという非科学的な設定には突っ込まないけど、「隕石が落ちてみんな死んじゃう!」という危機の時に、「名前がどうのこうの」とか頭おかしいんじゃないのか?
と私などは思う映画である。あの映画がどうして人々の心を掴んだのかは私にとって謎であり続けている。しかし昨日ふと考えた。シンギュラリティ教の信者と、「君の名は」のファンは結構かさなっているのではないか?
「君の名は」の面白さを説明する理屈として私が理解できた数少ないもののの中に「穴だらけの筋だが、音楽と、きらきらした少年少女と、綺麗な絵で観客をねじふせた」というものがある。世の中には2種類の人間がいる。「人間の努力には限界がない」と真顔で語る人間と、「それなら自然数を最後まで数えてみろ」という人間。私は後者だが、前者の人ならばシンギュラリティに現実味を感じることも、綺麗な絵ときらきらした少年少女に共感を覚えることもできるのでなかろうか。
というのを調査してみると論文がかけるかもしれません。社会学だかなんだかの人、ぜひお願いできませんかねえ。
2019-07-23 08:00
日本のIT系のベンチャー企業のCEOには特徴がある。チンピラか金儲けにしか興味がないか体育会系しかいない。いきおいその思考は昭和型になる。
イチロー選手は並々ならぬ努力をしたからこそ世界中から優れた才能が集まってくるメジャーリーグでも長年活躍した。もし、イチロー選手が「1日の素振りは100回まで」と制限を受けていたら、グローバルで活躍する人材にはなっていないだろう。
引用元:「素振りは1日100回まで」でイチローが生まれるのか (2ページ目):日経ビジネス電子版
マネーフォワードという会社の社員にはなかなか好感をもっていたが、こういう社長がいるところで働くのは大変だと思う。最近メジャーリーグですばらしい活躍をしている大谷氏の言葉を聞こう。
1月、岩手日報に掲載された大谷翔平と菊池雄星の「紙上対談」。カッコを付けたのは、実際には2人が会っていないから。編集によって対談っぽくなっていたのだが、その紙面に大谷翔平への子どもたちの質問が載っていた。
「1日にバットを最高何回振っていましたか」
大谷翔平は、自分はそんなに振っていないと答えた。だが部屋では常にバットやボールに触れていたし、連続写真や動画でいいなと思うプロ野球選手のフォームを見つけたら、鏡の前で振ったり投げたりしていたという。極めつけはこれ。
何も考えずに500本振ることくらい無駄なことはないと思います。
引用元:考えずにやる500本の素振りは意味がない~大谷翔平はお手本を見つけ、鏡の前でスイング - 黒柴スポーツ新聞
日本で気鋭のIT系ベンチャー企業の社長より、メジャーリーグで活躍する日本人選手のほうがよっぽどまともな思考をしている。時間や回数ではなく、自分でどう考えるか工夫するかが重要だと。この一文と先ほど引用したCEOの記事を読み比べてほしい。
と自分で読み比べて反省する。先ほど書いた「体育会系」という表現は失礼だな。正確には「昭和40年代の体育会系」と書くべきだった。重いコンダラをひき、うさぎ跳びをすれば大リーグに勝てると思っていた時代の体育会系だ。ちゃんと世界と対峙し結果を出している体育会系はこのCEOのような考え方をしていない。
なぜこうなってしまうのか。その理由についてはまだよくわからない。
2019-07-22 07:55
AIに仕事が奪われるとか騒いでいる人間は、ほぼ例外なくAI(というか機械学習)を使って意味のあることをしていない。だからそういう寝言は無視して実際に何が起こっているかを注意深く観察する。
別に機械学習がなくてもテクノロジーの変化によって仕事は大幅に奪われてきた。その昔、三菱重工には「ワープロ部屋」なるものがあってねえ。そこに「ワープロ専門の女の子」がいたのだよ。これが可愛い子でねえ。(以下35万行省略)
さて、現実と強烈に対峙しているAmazonである。彼らは物流センターにロボットを大幅に導入することでも知られているし、AIの開発能力に関しては一点の疑問もないほど優れている。ではその会社で「職を奪われる人」はどうなっているのか?少し前のことになるがこんなニュースが流れた。
不要になる従業員を解雇したら社会問題になってしまうので、Amazonは最近、自動化の影響を受ける従業員の再教育にどどーんと7億ドルを投じると発表しました。
注文品のピックアップなど、ロボットの方が素早くできる仕事をやっている従業員に、人間にしかできない仕事にシフトしてもらうために勉強させる、というのです。
この発表の前から徐々にシフトは始まっていて、例えばロボット工学の知識のないパートタイマーに勉強させて多数のロボットの動きを管理する「フロー制御スペシャリスト」として正社員に昇格させたエピソードなどをアピールしています。
引用元:Amazonプライムデー2019の裏側で加速するロボット化 - ITmedia PC USER
もちろん単純作業から、知的な労働にシフトできる人間の割合はそう多くない。しかしその教育のために700億円を投じるなど正気の沙汰とは思えない。
しかしこれが世界の一流企業の恐ろしさなのだと思う。日本企業がAIに関して寝言を並べる先生方の言葉をあーでもない、こーでもない、と言っているい間に大幅な変化を大胆に起こす。
日本の没落の原因は、こういう「狂ったような施策」が誰にもできないことではないのかな。とここで書いても誰も聞いていないか。
2019-07-19 08:01
PaypayだLINE PAYだ7payだとやかましい今日この頃である。ここでシンプルな質問をしたい。
問:誰が*ペイを求めているのか?
答:*ペイを提供している企業
家族や友人にオススメしたいかどうか10点満点の点数を付けてもらい、NPS(ネット・プロモーター・スコア/顧客推奨度)を算出。全体では9点から10点をつけた推奨者が18.2%、7点から8点をつけた中立者が45.2%、0点から6点をつけた批判者が36.7%となり、推奨者から批判者を引いたNPSは-18.5。
引用元:コード決済の満足度1位はメルペイ、利用頻度はPayPay。MMD調査 - Impress Watch
実際に*ペイを使っている人間へのアンケート結果がこれである。*ペイを使う頻度、満足度はいろいろあるが「家族や友人に勧めますか」と問うと批判者の方が多い。つまりポイントがもらえる、おにぎりがもらえるなどのメリットに惹かれて使ってはいるものの誰も大切な家族や友人に対して
「これはいいものだから使わないと損だよ」
とは言わないのだ。これは冗談のような結果ではなかろうか。
いろいろ記事をみてみたが、ユーザにとってのメリットは「ポイント還元」くらいしか存在していないようだ。でもってポイント還元はいつかは終わる。つまるところ販売促進費用だからね。
これは一時存在していた「3Dテレビ」のから騒ぎと似たものを感じる。つまり企業としては是非普及してほしいが、コンシューマーにとってのメリットが一切存在しないのだ。そんなものが普及するわけがない。という単純にして明確なロジックはどの会社でも通らないんだろうな。
2019-07-18 07:57
自由と民主主義という言葉を唱えなければならないのは、それが現実になっていないからだ。報道の自由が本当に日本にあるかと言われれば、なんというか、まああれですよ。
ジャニー喜多川氏の死去に対する所属タレントのコメント、スターリン死去時のベリヤ・フルシチョフ以下、当時のソ連共産党幹部の公式な反応はこんな感じだったのかなと思うと同時に、その3年後に吹き荒れたスターリン批判的な流れが来るのかなと思わなくもない。
引用元:ボヴさんのツイート
ジャニーズ事務所の社長死去に伴うあれこれはまさしくソビエト連邦のそれだった。本当のところいつ死んだのかは誰もわからない。というか知っていても語らない。事務所の指示があってようやく各局が報道を始める。そしてその基調は最初は「なんて偉大な人が」という「街を行く人のインタビュー」そうだよ。スターリンが死んだ時も、涙を流した人は大勢いたのだよ。
でもってこれまたソ連と同じく、ようやく「解禁」になったネガティブ報道。
国民的アイドルグループ「SMAP」の元メンバーの稲垣吾郎さん、草※なぎ剛さん、香取慎吾さんの3人。ジャニーズ事務所が民放テレビ局などに対し、事務所から独立した3人を出演させないよう圧力をかけていた疑いがあることが関係者への取材で分かりました。公正取引委員会は独占禁止法違反につながるおそれがあるとして、17日までにジャニーズ事務所を注意しました。
引用元:元SMAP3人の出演に圧力か ジャニーズ事務所に注意 公取委 | NHKニュース
実はスターリンは悪いこともしてましたって。ソビエト連邦はこの国にちゃんと存在している。
正論を通すのはどの国でもとても難しい。ソビエトが長い年月をかけて崩壊したように、この国の芸能界も長い長い年月をかけて「当たり前のこと」がなされるようになるかもしれない。
2019-07-17 08:04
最近になって気がついたことだが「正しいことを行う」と「物事を正しく行う」というのは全く別の話である。しかし多くの企業では両者を混同し、ひたすら正しい手続きで間違ったことををやっている。
いろいろな人の承認とか推薦を得て、法務の許可を得て、収支計画も完璧に整えられた事業が無残に失敗するのを何度も何度も何度も見てきた。そういう時に大抵の会社が何をやるかというと、
「もっとチェックのステップを増やそう」
となる。そもそも最初が間違っているのだから、いくらチェックしたところで何の役にもたたないのだが。
では「正しいことを行う」とはどういうことか。ここが難しいのだが「そもそもやろうとしていることが正しいか、正しくないか」はロジックでは判定できない。それはアートの領域に属することなのだ。いきなり現れたそれは、人間の心を揺さぶる。不愉快であっても、掴んで離さない。iPhoneを思い出そう。最初に出たそれはどうみても不完全だった。山ほど欠点があった。しかしその結果世界が変わった。
対するに経営論を声高に語る人間は感情論と責任逃れの「緻密な計画」に逃げる。こういう人間を教育で作ることはできる。アーティストを教育で磨くことはできるが、そもそもアーティストは生まれつきのものである。だからそうした才能を発掘し、生かす努力をすることが企業にとってとても重要なのだ。
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話は突然変わる。日本人は日本が敗退した時点から大会に興味をなくす。しかし今回女子サッカーW杯で優勝したアメリカチームのキャプテンは面白い人らしい。
ニューヨークの優勝パレードをチームメイトが撮影した動画が、ネットで拡散した。マンハッタン市内を移動するオープントップ・バスの上で、ラピーノはカメラ目線で「私はこうする資格がある」と叫び、シャンパンをぐいと飲み干した。
ここまで自信をむきだしにする女性は、これまであまりいなかったと、米カリフォルニア大学バークリー校のボニー・モリス教授(歴史学)は言う。女性は従来、「謙虚に謙遜する」べきだと思われてきたからだ。
引用元:メガン・ラピーノ、大好きか大嫌いか なぜこんなに評価が割れる - BBCニュース
髪の毛をピンクに染めた33歳のレズビアン。かの国でも賛否両論のようだ。否定的な意見にも部はある。しかし私が強調したいのは以下の点だ。
モリス教授は、見事な結果を出した頭のいいレズビアンが、世界的な舞台でアメリカを代表して勝ったことに、希望を見出すと話す。
「ホモフォビア(同性愛嫌悪)は才能と業績を無駄にすることだと、多くの人が気づき始めた」
引用元:メガン・ラピーノ、大好きか大嫌いか なぜこんなに評価が割れる - BBCニュース
彼女は国際大会で見事な結果を出した。仮に彼女がレズビアンというだけの理由で米国代表に含めないとかいう判断をしていたら、米国の優勝はなかったかもしれない。
重要なのは「正しいことを行える能力があるか」それだけ。曹操の言葉を借りれば「唯才」なのだ。多分この国は「正しく行う」ことばかりに気を取られ、それを忘れているような気がする。
2019-07-16 08:28
今回は、親愛なるソニーを取り上げるが、これはソニーに限った話ではない。日本企業全般が等しくかかっている病だ(もちろん例外はあります)
ほとんどの企業はイノベーションが大好きだ。アイディアソンをやりましょう。社内の新規事業コンペをやりましょう。そして最新の流行が「オープンイノベーション」である。というわけで、こういう取り組みが生まれる。
イノベーションのタネとなるアイデアを生み出す人材をいかに確保するか。「ソニー社内だけでは11万人に限られてしまう」(小田島氏)。ならば、自社にこだわらず外部に門戸を広げた方がいい。そこで18年から新規事業創出プログラムの外部への開放を本格化し、同年10月には第1弾として京セラとの連携を開始した。今年2月には名称を「SSAP」に変更し、オープンイノベーションを積極化している。
引用元:ソニー、新規事業創出に確かな手ごたえ、その術とは:日経ビジネス電子版
さてここで問題です。
「あなたが求めているイノベーションの実例をあげてください」
「それは”素晴らしいアイディア”があったから成功したのでしょうか?」
私はiPhoneそれにAmazon Web Serviceは歴史に残るイノベーションだと思う。iPhoneは町の様子を変えた。AWSは関係ない人には関係ないが、コンピュータを使ったシステム開発の様相を大きく変化させた。
この2つの例をアイディアレベルで言ったら実に平凡である。iPhone以前からスマートフォンは存在していた。それらは皆ネットに接続でき、ブラウザもあった。アプリだって存在した。iPhoneはそれらをとてつもなく上手に実行しただけだ。
AWSだってOracleはネットワークコンピューティングなるものを提唱し、すでにビジネスをしていた。(リンク先はなんと1997年のページだ)AWSはそうしたすでに存在した概念をとてつもなくまともに実行した。
つまり
ベルカンティ教授の言葉を借りれば「不足しているのはアイディアではない」iPhoneはAppleにとって社運をかけたプロジェクトだった。それに人と金と物を投資するという大きな経営層の判断。これがiPhoneを生むのに必要不可欠だった。AWSはそれまで社内だけで利用していた計算機資源を外部に対して提供するという大きな判断が必要だった。これは経営者にしか行えない。
つまり
イノベーションを起こすには、不確実で予想がつかない新しい構想、新しくはないが、それを徹底的に使えるようにするという判断に大きく掛けることができる経営者が必要なのだ。
その事実から目をそらし、「もっとアイディアが必要だ」と同じことを続ける。真の狂気とは奇矯な言動をすることではない。うまくいかないとわかっていることを、何度も何度も何度も繰り返すことだと米国のラジオで聞いたな。あのことわざは日本でも流行るべきだと思う。
2019-07-12 08:15
というのは、うちの母の言葉である。ちなみにこれを言った時の「壊れる」とはOSのアップデートの通知が来ていることだった。そりゃなんか出るもんね。
OSのアップデートとか、アイコンの位置を変えることや、Macのドックからアイコンが消えることは母にとって全て
「パソコンが壊れる」
ことである。対して、ガラケーは壊れない。実は物理的にキーが二つほど取れているのだが、それは壊れたことのうちにはいらない。
実のところ母の指摘はもっともだと思う。じゃあらくらくホンでいいじゃないかと思うかもしれないが、それでは通販ができない。
というわけで
私はTimに問いたい。君の会社の技術力を持ってすれば「壊れないiOSとかMac OSが開発できるだろう」と。いや、子供とか親のパスワードなしでは一切のカスタマイズができないだけでいいのだ。あとインターネットによる遠隔のモニターと操作。君たちのカスタマーサービスは実際にそれができるんだから、その機能を子供とか親だけに解放してくれてもいいと思わないか?(実際娘のiPhoneのセットアップを行う際に、この機能を使ったサポートを受け驚いた)
あと母にApple Watchをつけてもらい、Healthデータだけ子供もモニタできるようにするとかさ。うちの母がApple Watchをつけてくれるかどうかはかなり怪しいのだけど、それでもTimが機能を開発してくれたら私は喜んで母用にApple Watchを買うよ。
前にも書いたがまだiPhoneはもたせたくないが、連絡はしたい子供に持たせるためのApple Watchとかさ。Timならやってくれると信じている、というのはこういうところに書くんじゃなくて、Dear Timとメールで書くべきだな。
2019-07-11 08:21
総務省のなんとやらは何度も発令されたように思うが、いまだに携帯電話各社の料金プランはわけがわからない。これはわけがわからなくすることで、黙って高い金を払わせる戦略であろうと推測している。
奥様がソフトバンクを使っていた頃は一人で八千円払っていた。今はIIJにして、家族4人で毎月五千円以下ですんでいる。お父さんが使っているiPhone5Sは中古で1万円で買ったやつだから、ただ同然だし(最近コネクタの接触がかなりあやしいが)
しかし「複雑怪奇な仕組みを作ることでユーザから金を絞りとる」戦略は携帯電話会社のDNAに組み込まれているらしい。ソフトバンクとYahooの血を引くpaypayが最近システムを「簡素化」した。
これまでは、送金可能で有効期限5年の「PayPayライト」、送金不可で有効期限2年の「PayPayボーナス」、送金不可で有効期限60日間の「PayPayボーナスミニ」の3種類を用意し、銀行からのチャージではPayPayライト、キャンペーン還元ではPayPayボーナスを付与といった運用がなされてきた。
ここに新たに、“出金”ができる「PayPayマネー」を追加。PayPayライトは、「PayPayマネーライト」に名称変更し、有効期限は5年から無期限に変更する。PayPayボーナスは、名称はそのままだが、有効期限を撤廃。PayPayボーナスミニは、60日間という使用期限はそのままで名称を「PayPayボーナスライト」に変更する。
引用元:PayPay、出金できる「PayPayマネー」を追加へ。4つの“残高”に整理 - Impress Watch
いったい何をどうしたらこんな複雑怪奇なシステムを真顔で構築できるのか。唯一理解可能な解釈は
「こうやっておけば、ユーザは混乱し有効期限切れで無効になる金が多くなる」
というもの。
というか携帯電話会社に限らず、日本のIT系の商売ってユーザのためになることをして、それによりユーザを引きつけ利益をあげるんじゃなくて、ユーザを騙すことでより多くの利益を上げることばかり考えているようにしか思えない。なぜこうなってしまうのか。
個人的にはKPIとPDCAが思考停止を誘っている結果ではないかと思うのだが。
2019-07-10 08:32
真実をひたすら追求し報道する。それがジャーナリズムの矜持ではなかろうか(と今考えた)昔と最近の一部のゴジラ映画では新聞記者が異様な活躍を見せる。あれは一体なんだったのだろう。いや、そんなことはどうでもいい。
ジャニーズ事務所の社長が亡くなったらしい。今朝NHKのニュースで一番にそれをやったのは驚いた。さらに驚いたのは「街ゆく人のインタビュー」で台本に書かれたようなセリフを語る人が何人もでてきたこと。
いや、ジャニーズ事務所の社長がどんな人かなんて誰も知らないでしょう。というか私でも「商品に手をだす」というスキャンダルの噂は知っている。なのに「街を行く人」は「寂しいです」とか言っている。そんな人間どこから見つけてきたのだ。しかも各社が報道するタイミングが完璧にそろっていたらしい。
ジャニー喜多川氏の扱いで、マスコミが報道の自由やジャーナリズムの使命という言葉を、いかに都合よく使っているかが証明されました。
引用元:猫組長さんのツイート
前から思っていることだが、どうやら大手芸能事務所というのは「報道の自由」より強いようだ。サラリーマンだから世の中いろいろあるのは理解するけど、これで偉そうに「ジャーナリズムの矜持」を語るのは、、まあそういうものか。
2019-07-09 08:18
私のiPhoneにはLINEがはいっている。しょうがない。何か連絡グループを作ろうというとLINEになる。Facebookでいいじゃないかと行っても必ずFacebook入っていない人がでてきて「じゃあLINEで」となる。
しかし可能ならば、私はLINEを削除したいと思っている。なぜか
2019年3月現在で実際にLINEで使われているポイントとウォレットの種類を整理しよう。LINE LIVEの「LIVEコイン」などの使用用途が非常に限られたものを除けば、5種類存在する。
具体的なラインナップは以下のとおりだ。
LINEポイント (LINE POINT)
LINEコイン (LINE Coin)
LINEクレジット (LINE Credit)
LINEキャッシュ (LINE Cash)
LINEマネー (LINE Money)
どれも似たような名称だが、大まかに「LINEサービスの決済に使うもの」と「LINE Payのチャージ(使用可能)残高」に分けられる。前者が「LINEポイント」「LINEコイン」「LINEクレジット」で、後者が「LINEキャッシュ」「LINEマネー」といった感じだ。
引用元:複雑すぎる「LINEポイント」「LINEコイン」「LINEクレジット」「LINEキャッシュ」「LINEマネー」の違いを整理する : Web Memo. SE
こんなわけのわからないシステムは、民主党が原発事故の時に作った組織のようだ。
例えば原子力災害対策本部と、福島原子力発電所事故対策統合本部が存在しており、本部長は両方とも菅直人、副本部長は海江田大臣である。それとは別に緊急災害対策本部がある。
おそらくLINEという会社の内部もこんな状況なのだと思う。それぞれのコインだのクレジットだのキャッシュだのマネーには彼らと彼女たちにとっては意味がある区別があるのだろうが、ユーザーから見たらさっぱりわからない。つまり彼らと彼女たちは、ユーザのことはどうでもよくて自分たちの都合しか考えていない。おそらく悪気はないのだと思う。民主党の人たちに悪気がないのと同じように。ただ単にユーザのことを考え、ユーザから見たら意味がない区別を解消するのに必要な能力が足りないだけで。
しかし悪気がないだけでは物事は解決しない。最近大きな事故を起こした7payにしても悪気はないと思う。単にあまりにも能力が足りないだけで。
私からすると日本に住んでいる以上LINEという厄災は避けられないにせよ、LINEに金銭に関係する情報を開示するという神経が信じられない。
2019-07-08 07:59
Paypayを皮切りに、LINE Pay,ファミペイ、7Payなど山のようなPayが発表されている。ユーザはどうすればいいのだろうか?答えは簡単で
Forget it.
「7pay」も根本の発想は「ファミペイ」と一緒だ。ポイントプログラムによる囲い込みの部分に目が向くが、おそらく両社ともに最重要視しているのは「ユーザー行動の追跡によるビッグデータの取得」と「双方向通信によるタッチポイントの増加」の2つだ。
引用元:ファミペイと7payが本当に目指していたもの。コンビニPayはなぜ必要だったか【鈴木淳也のPay Attention】-Impress Watch
意訳しよう。いろいろなPayが山のように発表されている。でもってそれらがなぜ存在するかと言えば
「Payを運営する側にとって都合がいい」理由は以下の二つ
・ユーザの行動データを取得し、金儲けに使える
・広告を勝手にユーザに押し付けることができる
つまりうれしいのはPayを運営する側であり、ユーザにとって便利だからではない。キャッシュレスが時代の流れ?(年をとると「時代の流れ」といった主語が曖昧な煽り文章には警戒心を抱くようになる)Suica+Pasmoで十分。なんの不満もない。
Suica+Pasmoは過去10年以上にわたって安全に使われてきた実績がある。いやいや、なんとかPayにはポイントとかおにぎりみたいな特典がついているから利用する意味がある!と主張する人もいるだろう。ところがおにぎり一個はとても高くつくかもしれない。なんとかPayはあっというまに不正利用され、登録した途端に金を奪われる。しかも
7pay「すべて負担します」
記者「会社が出すんですか?」
7pay「クレカ会社の保証とか警察への被害届を使ってもらうので会社が払うわけではない」
は?????
引用元:BaHo猫さんのツイート
被害に対して、なんとかPayは知らんぷりである。警察に届けてクレジットカード会社から返してもらってね。ここまで言われれば
「使う人が愚か」
という結論にたどり着くのは簡単である。
なんとかPayをやっている会社は全てこの問題に直面している。そもそもユーザはなぜ使うのかが全くわからない。おにぎりとか札束で頬をひっぱたくことしか理由として提示できないようだ。
しかしあれだなあ。こういうことがあると私が使うことができるコニビニがどんどん減っていく。強制リボ払いでファミリーマートをやめ、この一件でセブンイレブンとは関わらない方が安全だと思う。残りはローソンか。。
2019-07-05 08:12
何度も書いているが、企業で出世するのに必要なのは、能力でも才能でも人徳でもない。その企業で出世する条件を見につけていることだ。それは多くの場合、権力者に媚びへつらい、かつ自分の意見は述べるという矛盾したタスクをこなす能力でもある。黙っていては無能と思われるし、権力者に逆らうのは自殺行為。ではどうやってクリアするか?言葉はハキハキと並べるが意味のない文章を作り上げること。これは多くの企業でとても評価される才能である。
---
セブン・イレブンがとんでもないセキュリティ上の問題があるシステムを動かし始めた。パスワード再設定が、電話番号と生年月日さえ知っていれば誰でも、どこからでもできてしまうのだ。というわけであっという間に問題がでたのがその記者会見がすばらしい。
Q「なんで2段階認証しなかったん?」
セブン「2段階認証???」
Q「あの、SMSとかの」
セブン「基本設計があって、セブン-イレブンアプリ、セブンペイは(聞こえづらかったので省略)2段階云々と同じ土俵で比べられるのか」
引用元:篠原修司@福岡さんのツイート
平たく言えば、この人は責任者であるにもかかわらず2段階認証を知らない。まあそれはいいとしよう。問題はその指摘にどう対応するかだ。
自分が知らないことを言われた時、どうやってごまかすか、というのは会社員に必要な才能の一つである。私は不良社員なので素直に「知りません」と言ってしまうが、セブン・イレブンで偉くなる人は流石に一味違う。
セブンペイの会見、何かを言っているが何も言っていないスキルが高すぎて、大組織のトップに立つにはこういう風なスキルが必要なんだなぁと感動する。
引用元:ところてんさんのツイート
まあ出世するのはだいたいこういう人なんだよね。でもって社長(あるいは権力者)の意見に賛同しておく、と。
今の日産の社長もゴーンに可愛がられていたようだから、英語でこういう才能を発揮していたのかもしれない。しかし突如として反旗を翻した。こういう「寝たふりをした勇者」がいればいいのだけど、ほとんどの場合「寝た人」だからなあ。
2019-07-03 08:38
おそらく多くの場合に当てはまる言葉として
「一般化は常に間違っている」
というものがある。何かと言えばこの言葉。
私は両親とも見送って、父の時は普通のお葬式(葬祭場借りてやるやつ)で、母の時は本人の意向で身内だけで家族葬みたいにしたんだけどね。後者に憧れる人が多いみたいだから言っとくけど、前者の方が近い身内には本当に楽だから。
引用元:ヒヨコ(8/18「発達障害 基本のき」募集中)さんのツイート
この方は自分の経験を話されており、それは真実なのだと思う。しかしながら「一般的に普通の葬式の方が楽だ」と言われれば
「それは場合による」
といいたくなる。
葬儀を行うと挨拶を一度に済ますことができる。これは確かだろう。しかし葬儀の問題は「葬儀を行われると行かなければならない人がたくさん出る」ことでもある。この指摘はあまりないように思う。
葬儀があろうがなかろうが是非お別れを言いたい人は確かにいるだろう。しかし私の推定では「葬儀があるから気が進まないけど行かなければならない人」はその何倍も存在する。その昔勤めている会社の上司の父親がなくなった。私はその手伝いに行かされた。もっとも今はそういうことは少ないかもしれないが。労働組合の委員をしているとき、受け持ちの職場で葬式があるときは、かならず委員が行かされた。同じく職場の上司として来ている人が言った言葉はいまだに覚えている
「葬式に来ても悲しくもなんともないね」
この言葉を非難したい人は多かろう。しかし真実であることは間違いない。私もそうだった。
うちの父が亡くなった時は、葬儀の類は一切行わなかった。親族だけで日を改めて偲ぶ会をやった。これはとても楽しかった。ぽつぽつ来る人は母が対応してくれた。我が家に関して言えばこのシステムはとてもうまく機能したと思う。
もちろんこれは一つのケースであり、普遍的な真実ではないしそう主張するつもりもない。私が子供に遺言を書くとすれば
・宗教関係には一文も払うな
・いい方法をみなで考えろ。私は君たちが創造力を発揮してくれることを期待しているが、その時父さんは死んじゃっているからまあ好きにやんな
というところだろうか。
2019-07-02 07:49
私の含めた人間が、環境によってどこまでバカになれるか、というのは興味深い問いである。「自分だけはそんなふうにならないぞ」と思いながら、「あるある」のパターンにハマるのは私だけではない、と思いたい。
今朝読んだのは大手企業の元常務の再就職物語である。
あと‥‥せこい話なんですけど、前の会社のときはタクシーも自由に使えたし、周りも私のことをそれなりに扱ってくれた。ところが、再就職先では行きも帰りも電車だし、私はシニア社員の1人でしかない。
飲み屋ひとつとっても、扱いが変わります。
そんなのは分かっていたことだし、大したことじゃないって思っていたけど、実際に経験すると結構、プライドが傷つくわけです。
引用元:“塩漬け”おじさんが定年後再就職で失敗する理由 (2ページ目):日経ビジネス電子版
この記事を読んでいるのは9割以上がヒラ社員であり、こういう元常務の言葉を聞いて溜飲を下げているのだろう。私みたいに。
幸いにして私は絶対大手企業の常務になったりしないので、この男性のような目にあうことはない。その立場になれば同じような状況になるかもしれない。そのときこれほど正直に自分の窮状を語れるという自信はない。
前にも何度か書いたが、シニア向けのパソコン教室をやっているとき一番厄介なのが「自分のキャリアに誇りを持っている男性」だった。素直に人の話を聞かないし、隙あらば自分が過去にどれほど偉大な人間だったかをとうとうと語り出す。そういう男性に比べれば、これまでIT機器に触ったこともないおばあさんのほうがよっぽど一緒に話していて楽しかった。
などと書いている私もおそらく自覚がないだけなのだと思う。自分がどんない大事にされているか。だからこの男性の話を頭の隅に置いておこう。いつか思い出せるように。
2019-07-01 08:28
喋り方が不自然なだけでなく、常に目を大きく見開いた一種類の表情しかみせない。
なぜこんなのに多くの人が騙されたのか。そちらのほうがよほど興味深く思える。そしてこの三文芝居を称揚していたコンサルタントは今日も元気に営業を続ける。
本当か嘘か知らないが、実際問題として、女性のグループだと、高い声でみんなが早口でまくしたててもみんなスラスラ理解できるのがデフォルトなわけだが、男性にその理解力を期待するのは無理な感じが経験上する。
というわけで
1 低い声で(音程の抑揚を抑え)
2 ゆっくり話す
というのが脳がかぼそい男性にも理解されるコツではないかと思う。(仕事場が女性ばかり、という場合は心配無用ですが)。あと、この話し方の方が迫力もあって、「偉そうにすることで偉く見られる」という心理的な効果も期待できる。
引用元:30歳のビリオネア・アントレプレナー、エリザベスホームズに学ぶ「女性が仕事で一目置かれるための2つのテクニック」 | On Off and Beyond
まあこの世を生き抜くにはいろいろな方法があるということなんだろうな。